現在地 HOME > 不安と不健康9 > 742.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
04/13 16:46 50年前のウイルスを誤送 致死インフルエンザ
【ワシントン13日共同】一九五七年から五八年にかけて大流行
し、世界で最大四百万人が死亡したとされるインフルエンザウイル
スのサンプルが、保存していた米国の実験施設から誤って全米と世
界十七カ国の計六千五百カ所以上の研究施設などに送られていたこ
とが分かった。十三日付の米紙ワシントン・ポストなどが報じた。
世界保健機関(WHO)は、研究員らの感染の報告はなく、一般の
人が感染する危険性は低いとしている。
日本の厚生労働省によると、サンプルは日本の九カ所の研究施設
にも送られており、同省は十三日朝、各施設に廃棄を要請。「サン
プルは厳重に管理されており、健康被害のリスクは低い」と説明し
ている。
このウイルスは「H2N2」型で「アジア風邪」の原因となった
。六八年以降は人での流行がなく、同年より後に生まれた人には抗
体がないため、再流行した場合、多数の死者が出る恐れがある。世
界保健機関(WHO)などはWHOなどはウイルスを送られた施設
の研究員などへの感染から爆発的に流行することを懸念し、送られ
たウイルスすべてが安全に処理されているか確認を進めている。
同紙によると、ウイルスのサンプルは書類手続き上のミスが原因
で、バイオ企業が昨年秋から送付を始めた。危険なウイルスと分か
ったのは今年三月二十五日だったという。送られた施設の大半は米
国にあるが、カナダなど計十七カ国の七十五施設も含まれる。
ポスト紙は、米、カナダ以外の国名は記載していない。
20050413 1832
[2005-04-13-16:46]