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(回答先: マルチチュードについて私の理解するところ 投稿者 こいけ 日時 2004 年 10 月 15 日 13:49:31)
長文であり、なかなか難解なレスでしたが、面白く読ませていただきました。ありがとうございます。マキャベッリに関しては塩野七生さんのルネッサンスものから興味を持ち、「君主論」だけですが読んだ事があります。マルチチュードとマキャベッリがこのような形で関わっているとは思いもしませんでした。最近出た「帝国に関する五つの講義」なる書を読んで、マキャベッリの名が出てきたのですが、ただ政治学の系譜について語っているものとばかり思っていました。
マルチチュードなるものとは、われわれ人類が待望する社会の足がかりであると考えるべきなのでしょうか。「君主論」には、材料がそろう事で来るべき世界の実現が待望されるようになると書かれていました。あの中ではイタリアの統一でしたが、新たな待望されるべき世界がマルチチュードにあるということでしょうか。逆に、もはや材料は用意されたということでしょうか。そして、チェーザレ・ボルジアはもう現れていると。しかし、構成的権力はそれをそれとして断定することが出来ない為に、力量とは波の上に乗るサーファーみたいな感じなのでしょうか。