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アルジャジーラにファクスで送られてきた、イラクの武装グループ「サラヤ・アル・ムジャヒディン」からの声明(共同)
カタールの衛星テレビ、アルジャジーラが10日伝えた「サラヤ・アル・ムジャヒディン(戦士旅団)」の声明文全文は次の通り。
◇
拘束した日本人3人についての日本政府のコメントを聞いたが、日本国民の気持ちを尊重する意図が全く感じられない。これら政治家は、日本国民の意思を代表しておらず、ブッシュ(米大統領)とブレア(英首相)という2人の犯罪者の代理人となっているのが真実だ。
日本の市中での声も聞いた。日本の市民に訴えたいのは、米国が広島と長崎への原爆投下によってあなたがたを傷付けたということだ。ファルージャでも国際的に禁止された爆弾によって同じことが起きている。世界に知らしめたいのは、イラク抵抗勢力は外国市民を標的にする考えはないということだ。
われわれが信頼し、勇気あり英雄的なイスラム教聖職者団体が、今日の夕方、日本人人質の釈放を求めた。われわれは、独自の情報源から3人が占領軍には協力しておらず、イラク市民を助けていることを確認した。家族の苦しみに配慮し、日本人の(事件への)姿勢についても尊重することにした。よって以下のことを決めた。
(1)われわれは、イスラム教聖職者団体の日本人人質を即時解放せよとの呼び掛けに応じ、24時間以内に解放する。神のご意志のままに。
(2)米国の圧迫に苦しむ日本の友人に要求する。イラクから日本の部隊を撤退させるように日本政府に圧力をかけること。なぜなら駐留は違法だからだ。
神は偉大で聖戦は勝利まで続く。
2004年4月10日、サラヤ・アル・ムジャヒディン(共同)
(04/11 11:00)
http://www.sankei.co.jp/news/040411/kok051.htm