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(回答先: 人質家族のテレビ出演、イラク国内でも高い関心 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 11 日 12:50:42)
「イラクの人たちのために働こうとしていた3人を、どうか助けてほしい」――。武装グループが自衛隊の撤退期限とした11日が目前に迫る中、人質3人の無事を祈る家族は10日、中東の衛星テレビなどに出演して訴えた。
進展しない事態に、焦りといらだちの表情を浮かべながらも、必死の願いを込めて解放を求める家族たち。映像を見たイラク国民からも、「罪のない人たちをすぐに解放すべきだ」「卑劣な犯人を許せない」との声が相次いだ。
中東の衛星テレビ局は相次いで日本時間の10日夜、家族のインタビュー映像を中東全域に放映した。音声はアラビア語に吹き替えられていた。
映像の中で、今井紀明さん(18)の母、直子さん(51)は「息子はイラクの今の状況を伝えるために、イラクに行った。どうか彼を早く解放してほしい」と訴え、郡山総一郎さん(32)の母、きみ子さん(55)も「私はイラクの人々が彼を救出し、家に帰れるよう助けてくれることを信じている」と語った。
また、高遠菜穂子さん(34)の妹、井上綾子さん(30)は「彼女は時々メールをくれたが、そのメールにはどうやったらイラク人を助けることができるかがつづられていた」と涙ながらに話した。
◇
東京・永田町の北海道東京事務所で行われたカタールの衛星テレビ局「アル・ジャジーラ」の収録は午後3時55分から約20分間。家族8人のうち7人が取材に応じた。このほか、家族は、CNNやワシントン・ポストなど、アメリカやフランスなどの海外メディア計9社と相次いで会見。今井直子さんは「時間が迫っていることを世界中の人にわかっていただきたい」と思い詰めた表情だった。
家族は、イラク国内で大きな影響力があるとされる「アル・ジャジーラ」に最も期待を寄せた。直子さんは「実行犯に届いて欲しいという思いで呼びかけた」という。「息子は戦争に加担しようとしたのではない」。今井紀明さんの父、隆志さん(54)は収録の際にそう訴えた。
ただちにインタビュー映像が流れたことについて、井上綾子さんは「消えてしまいそうな明かりの中にいる3人が、映像を見ることにより、あきらめてはいけないんだと思ってほしい」と願いを込めた。
一方、家族は、今井紀明さんがのどに刃物を突きつけられて苦しそうな表情を浮かべているビデオ映像についても言及した。父、隆志さんは「これを見るたびに息子は死んでいるんじゃないかと思います」と苦渋の表情を浮かべながら、「息子が大変なんだというところを見てもらいたい」と話した。母の直子さんは、この写真を掲載した新聞を見た時の心情を、「言葉もなく新聞を抱きしめました」と振り返った。
家族は、この日夜、外務省の鹿取克章・領事移住部長の訪問を受け、「今はお会いできない」という小泉首相からのメッセージを伝えられ、政府へのいらだちは隠せない様子だった。
◆高遠さんの両親「あきらめない」◆
高遠さんの両親は10日午後、北海道千歳市内で心境を語った。
母親の京子さん(65)は「このまま終わるはずはないと信じている」と気丈に話し、「あきらめていません」と何度も繰り返した。
(2004/4/11/01:42 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040410ic26.htm