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(回答先: イラク各地で戦闘、米軍はサドル師逮捕の意向 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 06 日 16:09:24)
イラク:サドル師側が徹底抗戦の構え 混迷深める
【バグダッド福島良典】イラク各地で続く米英軍とイスラム教シーア派の対米強硬派指導者ムクタダ・サドル師の衝突は、サドル師側が徹底抗戦の構えを見せており、イラク情勢は6月末の主権移譲を控えて混迷を深めてきた。米英占領当局(CPA)のブレマー文民行政官は、今後の主権移譲スケジュールを米議会に説明するため6日にワシントン入りする予定だったが、こうした事態を受けて中止した。
サドル師は、バグダッド南方クーファのモスクで、米軍への抗議の座り込みを続けているとみられる。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は、モスク内外ではサドル師の民兵組織「マフディ軍」が警戒し、ロケット砲や機関銃なども配置されていると伝えた。
また、AP通信によると、同師はカタールの衛星テレビ・アルジャジーラに「米国人は金があり、武器もあるが、それで我々の意志が弱まることはない。神は我々とともにある」との声明を送りつけたといい、バグダッドにいる同師の支持者は「米国が(同師を)逮捕しようとしたら、我々はすべてを破壊する」と警告した。
サドル師は昨年4月にあった聖職者殺害に関与した疑いが持たれており、イラク司法当局が数カ月前に逮捕状を出した。実際に同師逮捕に踏み切れば、さらに衝突が激化する恐れがある。
CPAのセナー報道官は、いつサドル師を逮捕するかについて「(逮捕の)事前警告はない」と語った。また、駐留米軍のキミット准将は逮捕による情勢悪化の懸念について「静かに逮捕に応じるか否かはサドル師の選択だ」と述べた。
ロイター通信によると、シーア派穏健派であるイラク統治評議会のウルーム師らが5日、暴動をやめるよう求めたが、サドル師側はこれを拒否したという。
一方、米CNNテレビ(電子版)によると、米軍がファルージャで展開中の掃討作戦で5日夜、銃撃戦があり、少なくともイラク人1人が死亡した。また、AP通信は6日、イラク南部バスラと周辺のアマラで5日起きたサドル師支持者と英軍との衝突でイラク人計3人が死亡したと報じた。
毎日新聞 2004年4月6日 12時40分