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実に間抜けな自称平和主義者のコスタリカ礼賛に冷水をぶっかける意地悪情報
「軍隊がない」と、アメリカの傘の下の特殊な観光立国を理想化して騒いでいた世間知らず、暗記秀才揃いの阿呆な国家資格保有商売の弁護士たちが、現地を訪ねて初めて知った唖然の実態。
これは、日本の自称平和主義者の間抜け振りの象徴なり。
http://member.nifty.ne.jp/jalisa/index.html
日本国際法律家協会
JALISAの機関誌
http://member.nifty.ne.jp/jalisa/133_5.html
米州相互援助条約の中のコスタリカと私の護憲思想
盛岡暉道(第二東京弁護士会)
私たちが「戦争放棄」「憲法9条をまもれ!」という場合、ついつい、スイス型の中立政策を非武装=「国民皆兵でなく」実現する―日本は幸い国の周りが海だからそれが可能だ、つまりは国際紛争に巻き込まれないことが大切という種類の(敢えて言えばネガティブな)政策、非同盟中立=「孤高を守る」に近いイメージを持ちがちだが、コスタリカに行って50年以上軍備を持たないでいるこの国の政策は、そういうものでは全然なかったなあと思いませんでしたか。
つまりコスタリカの人たちに「リオ条約という軍事条約のお陰でコスタリカは軍備を持たないでおれるのではないか」と(けっこう意地悪な質問だと思って)問いただすと、はっきりと「そうだ、リオ条約は大切な条約だ」、この条約は米州諸国に対する米州以外の国からの脅威に対処する目的の条約であるが、加盟国内部である加盟国が他の加盟国から安全を脅かされたときにも発動されている、「コスタリカもドミニカの1965年の内戦では40人の警官を派遣した」という答が返ってきました。
つまり、コスタリカの人たちはリオ条約を積極的に活用して軍備を持たない政策を続けることが出来ている、それのどこが悪いというのかと思っている、と私には受け取れました。
駿河台大学の竹村卓先生の「国際内戦‐1948年のコスタリカ」という論文にも(拾い読みなのですが)、1948年12月のコスタリカがニカラグワのコスタリカ侵攻に対してリオ条約に基づきニカラグワを米州機構理事会に提訴したことが書かれています。
まあ私はリオ条約についてコスタリカの人が僅かの時間話してくれたことだけで、成る程!とまでは腹に落ちたわけではないけれども、やっぱり、こういう実際的な手段を持っているから50年以上も無軍備を実行出来ているのじゃないのかなと感じて帰ってきました。
[中略]
伊高浩昭著「キューバ変貌」(三省堂)で現在「ラテンアメリカでキューバと外交関係をもたないのはコスタ・リカ、エル・サルバドール、ホンジュラスだけ」(同書208頁)と知って驚きました。