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(回答先: スペイン総選挙終わる 野党勝利の模様 イラク政策への批判(神浦元彰) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 3 月 15 日 10:38:17)
【マドリード山科武司】スペイン上下院選は14日投開票が行われ、首相指名を行う下院(定数350)で野党・社会労働党が164議席を獲得し第1党となった。イラク戦争を支持したアスナール首相率いる国民党政権は議席数を183から148へと大幅に減らし、下野することになった。
米英主導のイラク戦争を支持した西欧主要国の政権が選挙で敗北したのは初めて。社会労働党のロドリゲス・サパテロ書記長が次期首相に就任する予定。同党だけでは単独過半数に達しておらず、地方政党との連立を模索することになる。投票率は77.2%で、前回(00年、68.7%)を大きく上回った。
スペインは経済が順調に推移しており、国民党と社労党の主張には大きな違いがなかった。英米を支持したアスナール政権の外交政策の是非も明確な争点にはならなかったが、惨事となった同時多発爆破テロ事件で情勢が変化。投票直前に国際テロ組織「アルカイダ」などイスラム過激派との関連が浮上し、当初、バスク独立派の犯行と強調していた国民党政権への反発も強まった。
サパテロ書記長は「スペイン国民は変革を求めた。民主主義の勝利だ」と語り、「テロと戦う」と宣言した。国民党のラホイ幹事長は「敗北を受け入れる。テロ事件のショックは社労党に追い風となった」と敗戦の弁を述べた。
各地方の代表である上院(定数259)では、開票率99.3%(日本時間午前10時)時点で、自治州選出分51議席を除く208議席中、社労党が81議席、国民党が102議席を獲得した。
[毎日新聞3月15日] ( 2004-03-15-11:18 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040315k0000e030028000c.html