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(回答先: スペイン総選挙:与党敗北 テロで流れ一変、外交批判が再燃 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 15 日 14:58:30)
2004.03.15
Web posted at: 10:47 JST
- CNN
マドリード(CNN) スペイン総選挙は14日投票、即日開票され、イラクからの撤兵を公約に掲げる野党の社会労働党が、事前予想を覆して逆転勝利した。11日に起きた連続列車爆破テロの影響が、対米追従を続けるアスナール政権に対する批判投票へと鮮明につながった形で、8年間の保守政権が終わることになった。
中央選管によると、開票作業をほぼ終えた段階で、野党の社会労働党は得票率42%。スペイン下院(定数350)のうち164議席を獲得する見込みで、改選前の125議席から躍進した。改選前には183議席と単独過半数を維持していたアスナール政権与党の国民党は37.6%で、148議席と減退する見込みになっている。投票率は予想を大きく上回る76%に上った。社会労働党は15日以降、左派政党との連立交渉に入るが、サパテロ書記長が新首相に指名されるのはほぼ確実の情勢。
サパテロ氏はテレビで勝利宣言し、「平和のために働く」新しい政府づくりにおいて、テロとの戦いが最優先課題になると宣言した。サバテロ氏は、マドリード列車テロでの犠牲者に黙祷をささげた後、「この苦しみの時に支えてくれた各国政府に感謝する」と述べ、また国民党のラホイ幹事長に健闘を称えた。同氏は2月に、「イラクで国連が中心的な役割を果たさないのなら、軍を撤退させる」と言明していた。
アスナール首相から後継者に指名されていた国民党のラホイ幹事長は、首相とともに敗北宣言し、「国民党は今回の総選挙が(列車テロの)悲劇に左右されたことを認め、国民の選択を受け入れる」と述べた上で、「国家の最優先課題は常に、テロリストの撲滅でなくてはならない」と訴えた。
スペインではほとんどの世論調査が、イラク戦争における国民党政府の対米追従姿勢を批判していただけに、マドリードでの連続列車爆破テロについて政府責任を追及する声が高まっていた。特に、テロ直後に政府が早々と武装組織「バスク祖国と自由」(ETA)の犯行と断定したことも、「自分たちに不利な真相を隠しているのでは」との批判が噴出する原因となった。こうした状況で政府は投票直前、アルカイダを名乗る犯行声明ビデオが発見されたことを公表。ビデオの男は列車テロについて、スペインがブッシュ米政権に協力した事への「回答」だと位置づけていた。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200403150002.html