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事件前に戻れないと痛感 土師淳君の父がコメント
神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、小学6年の土師淳君=当時(11)=が殺害されてから24日で丸7年。父親の守さん(48)は23日、弁護士を通じ「事件以前の生活に戻ることは絶対に不可能だということを痛切に感じている」などとするコメントを公表した。
守さんは3月10日に関東医療少年院を仮退院した加害男性(21)について、法務省側が仮退院情報などを開示したことを評価し「今回だけの特例とせず、制度として確立してほしい」と注文をつけた。
さらに報道各社の質問に文書で回答し、仮退院後に男性から手紙などは届いていないとした上で「会いたくないという気持ちに変化はない。謝罪の気持ちがあるなら、どのように謝罪をするのかを考えることから始めるべきだ」と指摘。(共同通信)