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(回答先: 仙台・筋弛緩剤事件、守大助被告に無期懲役(読売新聞) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 3 月 30 日 20:10:16)
仙台市の北陵クリニック(閉院)の筋弛緩剤混入点滴事件で、准看護師、守(もり)大助被告(32)の弁護団は30日、無罪の主張を退けた仙台地裁(畑中英明裁判長)の無期懲役判決を不服として仙台高裁に控訴した。被害者とされる患者の家族は「当然の判決」と受けとめつつ、なお極刑を求める声も漏れた。被告の支援者らは「不当判決」と地裁前でシュプレヒコールを上げた。
休憩を除いて約5時間20分に上る判決公判が終わったのは30日午後5時前。守被告はこれまで欠かさなかった裁判長へのお辞儀をせず、「守君、頑張れ」との支援者の声にも振り返らないまま法廷をあとにした。
会見した主任弁護人の花島伸行弁護士によると、被告は接見で「こんなんでいいんでしょうか。今日を新たなスタートラインとして闘っていきたい」と穏やかな表情で決意を語ったという。花島弁護士は「検察の論告以上に守被告を犯人と決めつけ、証拠を一方向から評価して並べ立てた判決だ」と激しく批判した。
「守被告の犯行を認めた点では評価できるが、家族には到底納得できない。強く極刑を求めます」。11歳で意識不明に陥った大島綾子さん(15)の母恵理子さんは目を真っ赤にはらしながらコメントを読み上げ「被告は自分の罪を認め、償ってほしい。それが人間として生きる道」と語った。仙台地検の宇井稔次席検事は「(判決は)当然の結果。(極刑を求めた)被害者や家族には十全ではないかもしれないが、努力したことを理解してほしい」と述べた。
一方、北陵クリニックの実質的経営者だった半田康延東北大教授(58)は「私たちが体験してきた事実を正当に評価してもらった」と語り「被害に遭われた方々に心よりおわび申し上げたい。管理責任は免れない」と改めて謝罪した。【石川貴教、赤間清広、野倉恵】
[毎日新聞3月30日] ( 2004-03-30-21:48 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040331k0000m040093000c.html