★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件12 > 237.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
少年Aは東京都下で就職:養子縁組済 [日刊ゲンダイ3・12]【再審を!:刺々しい「社会の檻」に収監されたA君】
http://www.asyura2.com/0403/nihon12/msg/237.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 11 日 15:54:21:Mo7ApAlflbQ6s
 


本日発売の「日刊ゲンダイ3・12」3面の記事:

表題・見出し:「少年出所:酒鬼薔薇少年Aは東京都下で就職」
       「拒絶され難航した受入先」


記事:

「<前略>
 「「社会に戻ってきたAは、12月末日までが保護観察期間。今後9ヶ月間、保護監察官や保護司、精神科医、弁護士らによる支援態勢の下で生活指導を受けながら社会復帰を目指すことになります」(司法関係者)
 最大の難問はAの居住地だった。
 少年院帰りを引き受け、自分の会社で働かせながら更生を図る保護司は全国に数多くいる。だが、あれだけの事件の加害者だ。引受先を探すのは困難を極めた。
 仮退院を決めた関東地方更生保護委員会の関係者が言う。
 「昨年、A側から提出された仮退院の申請書には居住地として埼玉県内の住所が明記されていましたが、あくまで形式的なものでした。実際の居住地選定は難航し、二転三転の末、ようやく決まった。就職先も工務店を中心に探しましたが、再三断られたり、地元関係先の抵抗もあって、選定に3ヶ月以上を費やしました」
 居住地は、再犯につながる刺激的な情報にさらされる場所を避けのが通例だ。匿名性が保て、24時間態勢でサポートができる保護監察官らが多いことが条件になる。

 Aの場合は、東京都下の個人宅に住み込んで働くことになったようだ。
「当初は23区内の更生保護施設が有力といわれましたが、身元が割れる恐れがあった。更生保護施設は親族の元に帰れない出所者を一時的に預かるところで、宿泊費や食費は無料。都内に29施設あります。しかし、少年院の仮退院者を専門に受け入れるところは限られ、あまりに目立つ。少年は年度超克に興味を持ち、『芸術家になりたい』と漏らしたこともあったが、1年間の職業訓練で取得した資格を生かせる仕事に就くことになりました」(事情通)
 1日1回保護監察官との面談が義務付けられているほかは基本的に行動は自由だという。
「事件直後、Aの本名はインターネットで世間に知れ渡っています。すでに姓は養子縁組で変わっていて、家裁が許可すれば改名も可能。容姿も当時の面影はなく、普通の学生にしか見えません」(法曹関係者)
 しばらくは、最も注目される“匿名人”となりそうだ。」


--------------------------------------------------------------------------------------------------
私は無実だと確信しているA君が仮退院し、メディアは、神戸須磨事件が起きた97年の“酒鬼薔薇騒動”を復活させている。
東京都下にある受入可能先数は限られているから、A君の所在が特定されるのにそれほどの時間は要しないだろう。
福田官房長官に代表されるオタメゴカシの言動がほとんどだが、A君が“冤罪”に巻き込まれた可能性を示唆する言動はまったく紹介されていない。

A君をあの神戸須磨事件の“犯人”だと信じている人たちにとっては、あの事件のおぞましいまでの猟奇性と残虐性がA君と結びつくはずだ。
怨みや激高ではない“趣味的”な動機であのような犯罪をしでかしたヤツが普通の顔をして近くを歩き回っているかもしれないと思えば(そんなことはなく厳重な監視下に置かれることは間違いない)、心穏やかにはなれない人は多いだろう。それを人権の美名で批判するのは簡単だが、意味がない戯言だ。

政府は、A君の仮退院を事件被害者の遺族に伝えるだけではなく、一般にまで公表した責任を負っている。
当時14歳であったA君は、仮に犯人であっても、本来は刑事責任を負わない立場だったのである。そうでありながら、“治療”を建前にして7年近くも収監されたのである。

A君は事実認定を争う刑事裁判を経て収監されたわけではない。A君の調書は家裁審判でも採用されなかったと言われているほどのイワク付きのものである。

このような状況を生み出したことからも、A君がやっぱり真犯人だったという判決になるにしても、神戸須磨事件の事実が明らかになるはずの“再審”が求められていると考える。

A君が仮出所や本出所という形式的な自由を得たとしても、それは、刺々しい「社会の檻」に収監されることを意味する。
国家機構もいろいろな意味合いで監視を続けるだろうし、A君の存在に心穏やかになれない人たちや“商売熱心”なメディアの追及も続くはずだ。
それを抑止することは無理な話だと思われる。
それならば、多くの人がA君の“有罪が”納得できる再審は、一害はあるとしても百利があるはずだ。このまま放置していても、A君の“有罪”が消え去るわけでも、A君にそれなりに安寧な生活が訪れるわけではあるまい。

A君が、本人も犯行を認めた殺人犯の出所後以上に過酷な日々を送ることになるのは間違いのである。


 次へ  前へ

日本の事件12掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。