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(回答先: 「立川・反戦ビラ弾圧救援会」が結成されました 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 06 日 11:39:43)
2月27日早朝、東京三多摩地域の反戦住民団体「立川自衛隊監視テント村」が「イラク反戦」を理由に全面的な弾圧を受けた。逮捕者3名、事務所・個人住宅の家宅捜査6カ所という大規模なものだ。これはイラク戦争を憂い、平和を求める住民運動に対する許すことのできない暴挙である。警視庁公安部と立川署は一刻も早く逮捕された3名を釈放するべきだ。逮捕は憲法違反であり、表現の自由の侵害である。そもそも自衛隊官舎に反戦ビラを配ったことが、なぜ住居侵入にあたるのか。立川テント村は、30年以上にわたって反戦を訴え、自衛隊員とその家族に「共に考えよう」とビラを配ってきた。官舎一階のポストは社会にむかって開かれており、すし屋のチラシや選挙運動のチラシなどすべてが投函されている。このような団地のポストにチラシなどを投函する行為が住居侵入にあたるというなら、日本中のあらゆるポスティングがすべて住居侵入罪だということにしかならない。このため憲法学者奥平康弘さんをはじめ、阪口正二郎・一橋大教授など多くの学者・文化人もこの弾圧に抗議の声をあげている。
今回の自衛隊のイラク派兵は、それ自体違法なのである。それは良くて、事態を憂慮する住民が、自衛隊とその家族に対して共に考えることを訴えるのは違法なのか。日本政府・警視庁は、違法な派遣に自衛隊員が動揺してるから、あえて強圧的な弾圧を行ったのだ。立川署の担当刑事は「こういう情勢でああいうビラをまかれると隊員の士気が下がるからと、防衛庁の方から対応を依頼された」と、あけすけに弾圧の意図を吐露しているではないか。平和を願い戦争に反対する、ごく自然な行為を歪め、「もの言えぬ民」を強要する権力者による住民運動の圧殺行為を断じて許してはならない。権力の側には何の大義もない。弾圧は憲法で保障された人権の侵害だ。立川テント村の3名を国家権力はただちに釈放せよ。
(2004年3月15日発行 『SENKI』 1138号2面から)
http://www.bund.org/news/20040315-2.htm