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(回答先: ビラ入れ弾圧反対デモ[大沢ゆたか氏のホームページ] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 17 日 17:40:23)
「立川自衛隊監視テント村」に対する不当弾圧に抗議する
私たちは、このたび警視庁公安部公安第2課が行った「立川自衛隊監視テント村」メンバーに対する家宅捜索ならびに不当逮捕に抗議する。
公安部は、郵便受けにチラシを投入したことをもって、住居不法侵入罪としているが、集合ポストには日常、宅配業や様々な業種のチラシが入れられている。それは、本来郵便受けは外部との遮断を目的とするドアや門とは逆に、外に向かって開かれた性質を持つものだからである。すなわち今回は、特定の団体を狙い撃ちにした政治的弾圧と言わざるを得ない。なぜならば「住居侵入」事件を公安部が捜査しているというところだけ見ても、家宅捜索、逮捕、勾留の不自然さが際立っている。
国論を二分する議論のなかで、政府はイラク復興特別措置法に基づき自衛隊のイラク派遣を強行した。しかしイラク戦争にあたり、そもそもの「大義」はなかったことが今や世界的に明らかになっている。そして自衛隊の派遣先であるサマワの治安状態については、先遣隊の「比較的安定している」との報告を唯一の拠り所として本隊をイラクに送ったのだ。しかし、その情報も予め「下書き」があったなどの疑惑がもたれている。国民に現実を覆い隠したまま、重武装した自衛隊が「戦地」で「人道支援」を行うというのである。
このようなもとで自衛隊派遣に対してビラを作成し、集合ポストに配布したことが「住居侵入」として問われ弾圧が加えられたのである。まったく許し難い事態である。
JR総連にも同様の弾圧がかけられている。昨年9月、集合ポストにビラを配布したことに対し「住居侵入」を口実として家宅捜索が行われ、たび重なる事情聴取のうえに2月23日には11名の組合員が書類送検された。また一昨年の11月1日には「強要」を口実として、事件があったとされる時から実に2年も経過して、いきなり家宅捜索が行われ、7名が逮捕され344日間にわたる長期勾留をされる弾圧が行われた。集合ポストへのビラ配布は、その「事件」の不当性を訴えるものであった。さらに一昨年の6月に「暴力事件」があったとして昨年6月に、事前の事情聴取もなく家宅捜索が強行され、その翌日から始まった被疑者3名への取り調べは、8カ月経過した今も終了していないという異常な事態が続いている。JR総連はこれまで「テロにも戦争にも反対、武力によらない平和的な解決」を求めて政府にも訴えてきた。
また、3月3日警視庁公安部は社会保険庁職員が日本共産党の機関紙のビラを配ったことを理由に「国家公務員法違反」として逮捕した。私たちはエスカレートする弾圧を看過できない。
まさにこのたびのテント村のメンバーへの不当逮捕は、平和勢力への政治的弾圧と断ぜざるを得ない。私たちは、戦争に反対する労働組合や市民団体への弾圧が繰り返し行われたことに怒りを禁じ得ない。
重ねてJR総連は、捜査当局が強行した3名の逮捕・勾留、事件と関係のないものの捜索・差押、言論を封殺するような公権力の横暴を許さず、断固抗議する。そして一刻も早い3名の釈放を強く求めるものである。
以 上
2004年3月5日
全日本鉄道労働組合総連合会
(JR総連)