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水位が下がってきた道路上を歩き、 自宅の様子を見に帰る人たち(14日 午後、新潟県三条市で) |
紳士向けセーターの国内生産高の3分の1を占めるなどニット衣料生産を基幹産業とする見附市では、見附ニット工業協同組合加盟のニット会社28社のうち4社の工場が床上浸水、2社が床下浸水の被害を受けた。多くの工場では商品や原糸を2階に上げるなどしたが、1台1000万円以上のコンピューター制御の機械が浸水する被害も。秋物の出荷最盛期を控えた時期だけに業界関係者は肩を落としている。
工場3棟が浸水した同市南本町の「近藤メリヤス」経営、近藤行生さん(57)は「機械も動くかどうか。1番忙しい時期にこれでは仕事にならない」と、ぼう然とした表情で工場の後片付けに追われていた。
一方、作業工具や包丁などの金属加工業で知られる三条市でも、百近くの工場が「壊滅的な打撃」(市商工課)を受けた。
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死者・行方不明者はいずれも70―80歳代で、濁流や土砂崩れに巻き込まれた。中には、寝たきりや1人暮らしの人もいた。
14日午後8時現在、三条市や長岡市など8市町で約1万3000世帯に避難勧告が出されている。床上・床下浸水の被害は22市町村で約2万4500世帯に上っている。
[7月14日22時42分更新]