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(回答先: みなさん、茶色の朝(大月書店)を読みましょう。 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 5 月 26 日 20:38:16)
長壁さんの「半数の正気な人への呼びかけ」こそが
長壁さんが阿修羅で発言されている動機なんですね。
それだからこそ、「どうしてこんなに訴えているのに分かってくれないの?」となるわけで、それはそれで素晴しいこととは思いますが、私が思うところでは、そうした
長壁さん的な方法論が奏効する可能性はきわめて少ないと思います。
私が思うに、「残っている正気の人を増やす努力」とはまったく異なる方法論こそが
正解ではないかと・・・
「それはどんな方法なのか?」について、こんな本を紹介します。
大浜五光という方の書いた本「原野の生活」です。
「なんなのそれ?」って思われるでしょうね。きっと。
その大浜氏の本の中の一節を紹介しておきます。
(文明危機の原因)
個人の衣食住や文化は各人がつくり協同の成果として味わうのなら
これだけでも生活は退屈しないし、よろこびとなるだろう。
その最低最小限の条件を奪われ、特権者のためのひとつ仕事に制限強制される労働に喜びは無い。
同時にそれを他人にさせて、作られたものをただ手に入れて消費するだけの在り方にもまた感動は無い。
文明は万物参加の協同から外れて私物化、独占へと暴走してきた。
資源枯渇、環境破壊、人口爆発、食糧難、複合災害、紛争が文明を自滅させるのではない。
それは結果の様相でしかない。
原因は、万物の協同に代えて、非物質の神や霊魂や才能などに絶対化したこと。
そして、人間を特別のものとし、その特定者の勝手を神と共に正当化してきたこと。
次いで、心や愛など非物質的なものとして切り離し、最後には動植鉱物は勿論、普通の人間をもただの物として分断固定してしまい、協同を破壊してきたこと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もはや社会と生活が成り立たなくなるまで、この文明の暴走は止まりようが無い。
そしてそのとき現れるのは、条約も援助も愛も一気に投げ捨てられ、露骨な身勝手略奪、核兵器を使ってでも他を滅ぼしあう最後の暴虐しかないだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・
一部の人達が宇宙船でせいぜい大気圏外近くでコロニーをいくつか作って移るあたりがこの文明の頂点だろう。
それ以上に発展するにはこの文明の時間は短すぎるからだ。
そのときは、地球環境の破壊は世界の大争奪戦争も加わって一気に限界を超えた現象となるしかない。
地上で勝ち残った集団が超近代兵器で武装していても、もはや文明社会成立の条件も有り得ない。
ーーーーーーーーーーと、こうあって、最後に
「文明を救うものはあるか」の章が書かれている。
ここにある言葉こそ、今の長壁さんに是非読んでいただきたいと思う次第です。
「原野の生活」「大浜五光」「ベベルイ」などで検索すると、大浜さんのことが分かります。
ではおげんきで!