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(回答先: アダム(人)は死すべきものとして創造されたのではないのですか? 投稿者 あっしら 日時 2004 年 5 月 05 日 04:33:19)
こんにちは、あっしらさん。(多岐に渡ってのすごい知識力とその理解力及び判断力に感服しております。)
すこし、寄らせていただきました。
少々補足させてください。
ヘブライ語の古代文書である「創世記」はすばらしい読物ですが、それを我々が字義通りに解釈していまい、今の混乱が起こっているものと思われます。
その一語一語に込められたヘブライ語の意味(霊的な意味)が理解できない我々は、ただの御伽話と感じたりまた間違って解釈してしまったりします。
例えば、
「エホバ神エデンの東の方に園を設けて其造りし人を其処に置きたまえり。エホバ神観に美麗しく食ふに良き各種の樹を土地より生ぜしめ叉その中に生命の樹および善悪を知る樹を生ぜしめ給へり・・・。」
「エホバ」とはヘブライ語の原語では「原存在」という意味で「全ての第1原因」に近い意味でいいと思います。
「エデン」というのは、ヘブライ語では喜びとか愛らしさという意味です。(天国的な愛情も深い意味にこめられております)
「東の方に園を設けた」は、東とは、位置や場所等を特定するものではなく、「光は東方より」と言うように創造の神秘を象徴的に表しているものです。
また「園」というのは人間の知恵を意味する言葉であり、各種の樹はその知恵の種類を表現しているものです。
それぞれに、ヘブライ語の意味(霊的な意味)する言葉で樹は表されており、「観るに麗しき樹木」は霊的真理を知る知覚を意味で、「生命の樹」は愛を意味しています。
また「善悪を知る樹」は人間が肉体的感覚を見に付け、そのレベルにおいて物事を判断することができるということです。
また、ちなみに「アダム」とはヘブライ語では、「土」という意味であり、「地」という意味も込められております。
「創世記」に用いられる意味は、その内に込められた意味があり、場所・名前等の多くはそれをそのまま特定するものではなく、奥深い意味があるのだと思います。また「創世記」は御伽話でもなく、人間は悪であると判断するものでもなく、これは霊と人間の関係とか、霊的人間の心、とかを説いたものであると私は解釈しております。
従って、古代ヘブライ語の正確な意味を把握することができない我々は、それがすべて字義通りに解釈した神のことばであるとするのは、危険なことであると認識しております。