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(回答先: 質問させてください。 投稿者 朧月夜 日時 2004 年 7 月 16 日 16:49:46)
朧月夜さん、どうもです。
>フェミニズムの功罪に関連した書き込み、とても楽しみに拝見しております。
>女性の立場から、そうだったのかあと感心することしきりです。
>(わたくしでも理解できる経済の説明もとても勉強になっております)。
フェミニズム運動をやっている人たちの“善意”はわかりすぎるほどわかっているつもりなんですが、それをどこまでご理解いただけているのかなあと思っていますので、批判を含めて対話に参加していただければと思っています。
“善意”の人たちを愛憎ぐちゃぐちゃの思いで見ていますが、そこまでの問題意識を持っているということで貴重な人たちであり、現在の日本や世界が置かれている問題をともに主体的に解決していける人たちだと思っています。
そのような人たちが、「地獄への道には善意が敷き詰められている」の言葉を肝に命じ、従来的な世界観や価値観への囚われから「自由」になり現実論理を突き詰めていくようにならなければ、“彼ら”のシナリオは現実のものになってしまいます。
“彼ら”が芝居で見せている政治に反応しているばかりでは、“彼ら”の術中にはまるだけです。
【朧月夜さん】
「企業における、パートタイムの女性と、フルタイムの女性の対立も、「階級対立」に入るのでしょうか。
立場や待遇が違うと、どうも女性は女性を攻撃する帰来があるようにみうけられます。
待遇が違うと、会社本体に文句をいうよりも、待遇のいい女性の悪口をいうことでうっぷんをはらす女性が多いのではないかと感じる事が多いのです(会社に文句を言ったら立場が悪くなるので近場でストレスを解消する。会社に言えないという事自体が悪いのでしょうか。)。」
「階級対立」というようなものではなく、近代にはありふれた「利害対立」ですね。
そして、ご指摘のような対応は、女性に限らず、男性にも広く見られる状況です。
実際にも、上司の眼鏡に適っただけで能力があるとされ待遇が良くなることは少なくないので、そのような反応も筋違いと
【朧月夜さん】
「もうひとつ、フリーターの増加が社会問題になっております。
これは、会社が正社員よりも安価な労働力を欲しているせいだとお考えですか?
フリーターになりたがる若者がクローズアップして報道されていますが、なぜなのだろうと思っておりました(若者自体の無気力化自体もひょっとしたら仕組まれている・・・?)。」
フリーターは、企業が使い捨て自由で低給料の人を求めていることが大前提ですが、親子関係の在り方や個人の生き方の選択(価値観)が変わったことも増加の要因だと思っています。
(フリーターについては、問題視していません。“善意”の人の次くらいに突破力を秘めているのかなと思っています。フリーターでもそこそこのレベルで生きていける社会をつくることを目標にするのも悪くはないかもしれません(笑))
いわゆる大企業は、フリーターに安価な労働力を求めるというより、「派遣社員」や「外注」にそれを求めています。
私に言わせれば、そのような選択は、二重の意味で“自殺行為”です。
一つは、企業が支出する人件費が少なくなるということ(供給減少)は、日本経済全体の総需要が減少することを意味するので、一時的には利益に貢献しても、徐々に利益悪化につながっていくからです。(売上(利益)減で人件費減をやり、人件費減が売上(利益)減を招き、それでさらに人件費減に取り組むという“悪循環”に陥ります)
もう一つは、好悪は別として“帰属意識”や“忠誠心”が活動力を高める要素であることや、“継承性”が持つ効率性や力を削いでしまうアウトソーシングは、企業活動力を徐々に低下させていくからです。
どの業種もそうだとは言いませんが、メーカーのアウトソーシング志向は、決定的に“自殺行為”だと思っています。
>このかたによると、女性はみんな
>責任を取らない・自信がない・子どもっぽい・優柔不断・視野が狭い・性的なことに
>消極的・仕事ができない・不熱心・ねちっとした性格・嫉妬深い
>なんですかね(笑)。すっごいこと書いてるなあ、この人という感じです。
「性差」でそのような裁断ができると信じている人は、単純に「アホ」で「カス」未満です。
「責任を取らない」:責任を取るべき大罪を犯した男がまったく無反省に偉そうに振る舞っているのが、この60年の日本史です。責任を取らなければならないような位置にいる人に責任を取れというのも、責任を取らない男の典型的行動です。(年金法案の誤りの責任を官僚に押しつける内閣とか..(笑)。内閣提出法案ですから、誤りの責任は内閣とりわけ所轄大臣の責任です):責任を取らなくていい位置に人は、責任を取らなくていいのです(笑)
「自信がない」:慎重で謙虚だという好ましい姿です(笑)能力も気概もないのに、虚勢を張っているアホより数段好ましいと思っています。
「子どもっぽい」:誰かを見てそう思うということは、その人は建前や虚勢で生きている人かもしれませんね。素直に生きていることだと解釈しましょう。
「優柔不断」:これも、慎重で謙虚という好ましい姿です(笑)日米開戦のように、短慮でとんでもないことを決断するアホよりもいいことです。
「視野が狭い」:人は必要がないことを考えるムダなことはしません。“視野”は必要に応じて定まるものです。必要ではない範囲を“視野”を広げる人は、おうおうにして空虚な理解をもっともらしく語ります。
「性的なことに消極的」:性的なことに異常なほど積極的なほうがおかしいと思いますがね。消極的な女性を愛の力で自分に対してだけは消極的ではなくするのが男の腕の見せ所だと思っています。
「仕事ができない」:自分のメシさえロクにつくれないような人に見られる言動ですね。“仕事”というものをある範囲の種類に理念化しているのでしょう。
「不熱心」:好きなことにも不熱心というのでしょうかね。
「ねちっとした性格」:性差ではなく個人差だと思いますが、それが別に悪いことではなく、何かにねちっとこだわることで解決する問題を数多くあります。
「嫉妬深い」:そう見えるほど表に出る嫉妬はいいものです。それを晒すのはみっともないと考え、心のなかにふつふつとさせたり、陰でイヤらしいことを仕組むよりは好ましい。