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善悪論は、主観的要素が強いと思いますので、論理的に正しいとか間違っているとかはないと
考えていますが、一つの意見表明として、書いてみます。
実生産活動に従事しない人間が増えること&そういう人間に購買力が多く回ることは、悪である。
まず、世の中には、農業を筆頭に、人間が最低限生存を維持するために必要な”必須的活動”がある。
その必須的活動には、年間1億人x1800時間の労働量が必要とする。
世界人口も1億人だとして、その全員が、必須的活動に従事している前提で、生産性が1%上昇したら
ストレートに労働時間が18時間減少するか、1%分購買力が増大するはずである。
しかし、生産性が1%上昇しても、必須的労働従事者が100万人減ったら、従来の労働者は
今まで通りの購買力で同じ労働時間、働かなければならない。
そして、次の段階で、その働かない100万人にまわる購買力が増えたら、その他の労働者に回る
購買力は減少する結果になる(生産性の上昇はないとして)
すごく単純な例なんですが、世の中の不合理・不条理は、これで言い表せていると思う。
現在は、この悪な現象が拡大の一途である。
マクロ経済的には、「実生産活動に従事しない人間が増えること&そういう人間に購買力が多く回ること」が進んでも
その通貨が退蔵されなければ、必ずしも”悪”ではないのだろうが、個人の”わたし”にとっては、
悪としか思えないことである。
とにかく、世の中に、全く有用な働きをしない、「金利取得者」「地代取得者」は、第一に撲滅すべきである。
誰か、「金利取得者」「地代取得者」の存在意義・有用性を説明できる方、いらっしゃいますか?
今の今まで、こういった事で、わたしが納得できる論は、一度も聞いたことがありません。