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(回答先: 実生産活動に従事しない人間が増えることは、悪である 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2004 年 6 月 20 日 01:57:52)
「最大多数の最大幸福」さん、どうもです。
「実生産活動に従事しない人間が増えることは、悪である」という命題に対して、「実生産活動に従事しない人間が増える条件は、「善」である」というタイトルを付けて少し説明したいと思います。
タイトルの真意は、「実生産活動に従事しない“時間”が増えることは、「善」である」です。
私の書き込みに対して詭弁という批判も“頻発”しているので、それを氷山の一角だと自戒しつつも(けっこうナイーブなんです(笑))、エトスにつながるパトス的“攪拌棒”たらんことをめざしているので、くじけずに続けていきます。
(文体は変えたほうがいいかなとは思っています)
まず、
● 「誰か、「金利取得者」「地代取得者」の存在意義・有用性を説明できる方、いらっしゃいますか?」
彼ら(「金利取得者」・「地代取得者」)にとっては、意義があり有用でもあることを認めてあげましょう。
また、金利が取得できるから預金や金融取引が行われ、そのお金が投資や消費に回って経済活動を活発にするという点でも、意義と有用性を認めてやってもいいでしょう。
地代取得者は、土地を所有している人が土地を持っていない人に貴重な土地を貸しているのだから、何がしかの対価を得るのはいいんじゃないという理由でそれらを認めても許されるでしょう。
「おいおい、おまえは資産家の弁護人か!」といった罵声も聞こえてきますが、ご存知のように、私は、利息取得廃絶と土地私有(排他的所有権)廃絶を宗としていることを再確認させていただきます。
資産家の弁護人的説明をしたのは、現在生きている人たちの多くが1億円を超える余剰のお金や都市部に1千坪を超える遊休地を手に入れたら、「金利取得者」や「地代取得者」の道を選ぶだろうと推測するからです。
利息取得や土地私有の廃絶は「金利取得者」や「地代取得者」の道を素直に悪だと判断する人が多数派にならない限り実現できない、という思いが資産家の弁護人的説明を促しました。
● 「最大多数の最大幸福」さんの「実生産活動に従事しない人間が増えることは、悪である」
「実生産活動に従事しない人間が増えること&そういう人間に購買力が多く回ることは、悪である。」については、「マクロ経済的には、「実生産活動に従事しない人間が増えること&そういう人間に購買力が多く回ること」が進んでもその通貨が退蔵されなければ、必ずしも”悪”ではないのだろうが、個人の”わたし”にとっては、悪としか思えないことである。」という結論から、歴史超越的な倫理として了解します。
私の論に照らせば禁句であるはずの「善」を使った「実生産活動に従事しない“時間”が増えることは、「善」である」は、実生産活動にそれほど従事しないでも人々(国民全体)が生きていける条件があるのに、それが、実生産活動に従事しない人間が増えるかたちになっているだけで、多くの人々にそのメリットが享受されていないのは異様(悪)だという思いから出たものです。
そして、現在の日本が、実生産活動に従事したくても従事できない人間が増え(失業者)、それでもなお供給(力)過剰と言われている現実を考えると、「すべての人の実生産活動に従事しない“時間”が増えること」を実現するほうが意味があるとも思っています。
その実現は同時に、「実生産活動に従事しない人間が増える悪」を解消することにもなると思っています。