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(回答先: 縄文早期の装飾品に漆成分 北海道、科学分析で残存(共同通信) 投稿者 シジミ 日時 2004 年 3 月 31 日 22:50:28)
シジミさん、今日は。
一昨年暮れに、南茅部町垣ノ島B遺跡からの出土品が不審火で全焼した火事は、日本の考古学界に計り知れない損失を与えたとして、大きく報道されました。
世界最古の漆:副葬品の5点焼失 北海道南茅部の保管事務所
その後、世界最古の約9000年前の漆の副葬品(計5点)のうち、肩当て織物(縦20cm、横12cm)の一部(3cm四方)が焼け残っていたことが分りました。
世界最古の漆:一部焼け残る 火災見分で判明 北海道・南茅部
2000年5〜8月に同遺跡から出土した漆塗りの副葬品は、放射性炭素の測定で9000年前のものと判明し、揚子江流域の遺跡の7000年前を抜いて、大きな反響を呼びました。
北海道内で自生する漆では、この副葬品のような美しい仕上がりにはならないという指摘もあり、漆文化が北海道起源とは言い切れないようですが、少なくとも縄文時代に高度な技術が存在していたことが分りました。
南茅部町の遺跡から出土した勾玉のヒスイは新潟県糸魚川産であり、同じく、土器に入って出土したアスファルトの固まりは、成分分析から秋田県のものと分りました。
これらの出土品は、三内丸山遺跡(青森県)と並んで津軽海峡を挟んだ地域が、縄文文化の中心だったことを示す資料でもありました。