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(回答先: 6カ国協議「一定の共通認識得られた」外交部副司長 [人民網日本語版] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 26 日 16:46:15)
2004.02.26
Web posted at: 05:19 JST
- CNN
北京(CNN) 北京で25日、北朝鮮の核開発問題の解決を目指す6カ国協議が始まった。昨年8月以来、約半年ぶりとなった。協議に先立つ2カ国協議などで、北朝鮮は核開発廃棄への意志を示すなど、態度を軟化させており、外交筋には希望的観測も広がっている。
北朝鮮政府は、核開発放棄の前提として、米政府から不可侵の確約と重油などの経済援助を求めている。しかし、米政府は核開発の完全放棄が先決として、「脅しには譲歩しない」との姿勢を崩していない。ボルトン米国務次官は「核開発廃棄は、あらゆる交渉の進展にきわめて重要だ」と述べた。しかし、6カ国協議直前になり、双方は妥協を受け入れる姿勢を見せ始めている。
米国代表団は同日午後、北朝鮮代表団と2カ国協議を行った。米大使館報道官は「非公式協議」と位置づけた。6カ国協議で議長役をつとめる中国の王毅外務次官は「協議直前までの外交努力が良好な準備と理解を生んでいる」と述べた。
ガルーチ元北朝鮮核問題担当大使はCNNに同日、米国代表団を率いるケリー特使は危機回避を目指して、北朝鮮側と核廃棄の段階的なプロセスを協議するとの見方がワシントンで広まっていると明らかにした。
6カ国協議は北朝鮮、韓国、ロシア、日本、中国、米国で構成される。2002年10月に北朝鮮が秘密裏に核開発を再開していると米当局者が明らかにして以来、米朝両国は互いの立場を崩さず、対立を深めている。ブッシュ米大統領は02年に北朝鮮を「ならず者国家」と呼び、イラン、イラクとともに「悪の枢軸」と位置づけた。
北朝鮮は最近、エネルギー援助と引き換えに核開発開発の停止を申し出るなど交渉への意欲を示している。しかし、ブッシュ政権が求める一方的な核開発廃棄については拒否を続けている。
中国の新華社通信は、北朝鮮が「よい結果」に向けての努力を誓うなど6カ国協議の状況は前回より良くなっていると指摘した。同通信は北朝鮮代表団の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が在平壌中国大使に「中国政府の努力に感謝する。協議でよい結果を残せるように最善を尽くす」と述べたと伝えた。
6カ国協議に先立って中国の王毅次官が訪中した日本の逢沢副外相に「北朝鮮は核開発廃棄への用意があると表明した」と述べている。
前回の6カ国協議との状況の違いは、パキスタンの核科学者カーン博士が北朝鮮への核技術供与を認め、リビアが核開発廃棄を表明し、イランが国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れを表明したことだ。
北朝鮮政府は、ウラン濃縮計画の存在を否定している。米国代表団の目標は、同計画の存在を認めさせることにある。米政府当局は、北朝鮮が少なくとも抽出したプルトニウムから作られた核爆弾1、2個を保持しているとみている。しかし、専門家の間では、核弾頭を作る能力があるかどうか疑わしいという見方もある。北朝鮮は寧辺の再処理施設で、核燃料棒8000本の再処理を終えたと明らかにしている。
ガルーチ氏は、北朝鮮がIAEAなどの査察を認め、核開発廃棄の透明性を確保するかどうかが協議のカギになるとみる。同氏は「問題は北朝鮮が何を求めるかではなく、彼らが何を諦める用意があるかだ」と述べた。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200402260002.html