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(回答先: Re:【日朝交渉が妥結していることを示唆】←その根拠は? 投稿者 Sirent Tears 日時 2004 年 2 月 26 日 23:14:43)
北朝鮮は、「核兵器開発&ミサイル輸出」を「お金と安全保証」を対価として売る決意をしたからこそ、日朝交渉(9・17平壌宣言)に臨み、6カ国協議にも臨んでいます。
米国は、北朝鮮に核兵器開発&ミサイル輸出をやめることを求めても、そのための“対価”を多くは支払う気がありません。
(韓国・中国・ロシアそれに米国も、そこそこの経済支援をするでしょうが、日本のように1兆円を超える「経済支援」をするつもりはなく、することもできないでしょう)
だからこそ、米国政権は、日本政府に「9・17平壌宣言」を取り交わすよう求めたのです。
しかしその後、「拉致問題」という大きなトゲが日本の平壌宣言の履行を阻み、現在に至っています。(日朝平壌宣言にはフザケタ小泉首相の対応から拉致の“ら”の字もなく、宣言の基礎にある精神といったレベルになっています)
日本政府は、「拉致問題」が解決できない限り、北朝鮮に約束の「経済支援」を実行することを国民(メディア)に納得させることはできません。
このような構図を逆にたどれば、北朝鮮が「全面核停止」を受け入れたということは、日本が「経済支援」を実行できる手ごたえを得ているからだと推測することができます。
日本政府は、米朝交渉の金銭的サポーターという役割を押し付けられているのです。
日本政府が「経済支援」を実行できる環境ができない限り、北朝鮮が米国の要求を受け入れないなので、米朝交渉も妥結することはありません。
これが、「日朝交渉が妥結していることを示唆」というコメントを書いた根拠です。
このような推測が的外れかどうかは、ここ数ヶ月以内にわかるはずです。
※ 日朝交渉や米朝関係についてはこれまでいろいろと書き込みをしてきましたので、説明は省略させてもらっています。