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(回答先: 6カ国協議、北朝鮮への「安全保証」骨格案提示 [日本経済新聞]【日朝問題が片付き終結へ】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 20 日 18:54:31)
北京で25日から始まる北朝鮮の核問題をめぐる6者協議に向け、日米韓中ロ5カ国側の間で検討されている提案の骨格が分かった。韓国政府関係者が明らかにした。ウラン濃縮計画を北朝鮮が認めることを前提に、北朝鮮の核完全放棄に至るまでを3段階に分け、進展に応じて、まず韓中ロ3国がエネルギー支援を開始するのが特徴だ。日米韓は23日にソウルで開く局長級協議でさらに対応を詰めて本番に臨む。
韓国政府関係者によると、この案は韓国と中国を中心に練られた。米側では、北朝鮮の態度を見極めないうちに支援行動を公言するのは尚早とする意見が依然あるが、日本は反対の姿勢を見せておらず、5カ国共同提案の形を目指して調整が続いているという。
3段階案の最初では、北朝鮮が「完全で検証可能かつ逆行不可能な核の放棄の意思」を表明し、5カ国側は北朝鮮に安全の保証を与える用意があることを表明する。
第2段階では、北朝鮮が核廃棄を前提にした核凍結などに着手し、国際原子力機関(IAEA)などの査察を受ける。代わりに韓中ロがエネルギーを支援する。重油の提供が有力視されている。
最終段階では、北朝鮮が完全な核廃棄を終えると同時に、5カ国が北朝鮮の安全を文書で保証する。米国は北朝鮮をテロ支援国家リストから外すなど、米朝関係改善を進める――という内容だ。
この3段階の解決法はウラン濃縮問題での大きな前進が条件になる。北朝鮮はウラン濃縮計画自体を認めておらず、「物証」を握っているとする米国とは開きがある。6者協議の中で北朝鮮側が少なくとも計画の存在を認め、解決の用意を表明することが大前提になるという。
エネルギー支援をまず韓中ロで始めるのは、拉致問題を抱える日本と、政権内に強硬論も根強い米国がいずれも早期支援には動きにくい実情も考えたとみられる。
しかし、北朝鮮側は6者協議で、濃縮ウラン問題での態度を保留しつつ「米国ともう一度話し合いたい」と主張する可能性も指摘されている。解決案を示せるかどうかは北朝鮮の態度次第という見方は関係国の間に共通しており、日米韓は慎重に本番に向けた対応を話し合っているようだ。
(02/20 15:27)
http://www.asahi.com/international/update/0220/011.html