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(回答先: 先日北朝鮮の核施設を訪れたロスアラモス研究所のヘッカー元所長「高度な核能力持つ」 [FNNニュース] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 21 日 05:37:02)
【ウィーン=島崎雅夫】大量破壊兵器開発計画の放棄を昨年末に表明したリビアが過去約20年間にわたって核開発を続け、少量のプルトニウムを抽出していたことが分かった。
読売新聞が20日入手した国際原子力機関(IAEA)の報告書で明らかになった。リビアのプルトニウム抽出が判明したのは初めて。核爆弾を作れる量には達していなかったが、核の闇市場を通じて調達した物資により、多様な核開発を試みていたことを示すものだ。
報告書は計10ページ。リビアが核開発計画の放棄を表明したのを受けてIAEAが査察を行い、過去の計画の概要をまとめた。
それによると、リビアが核開発に着手したのは1980年代初めで、昨年12月末まで約20年間、ウラン濃縮能力の向上を目指して、6フッ化ウランや遠心分離器用の部品を輸入。全国12か所の核関連施設でウラン濃縮やプルトニウム抽出の実験を繰り返した。
さらに2000年以降、高性能の遠心分離器1万台の輸入を計画、昨年末までに相当数の部品を受け取ったという。
12か所の核関連施設は、いずれもIAEAには未申告で、リビアがIAEAとの保障措置(核査察)協定に違反して秘密裏に核開発を進めていたことが裏付けられた。
抽出したプルトニウムは少量で、核爆弾1個に必要な5―6キロには達しないとしているが、リビアがウラン濃縮と合わせ、「過去、明確に核兵器開発を推進した意思があった証拠」(外交筋)として注目される。また報告書は、リビアの核開発計画が「外国の様々なルートからの支援に依存していた」として、核技術や関連機器・物質を仲介する業者のネットワークが存在することを指摘している。
(2004/2/21/14:34 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040221i108.htm