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先ほど「名古屋国際女子マラソン」が終わった。
レースは土佐礼子さんが2時間23分57秒?で優勝した。
これで、今年夏に開催されるアテネオリンピックの女子マラソンの選考レースがすべて終わった。
どうという話ではないのが、日本で権限や権力を持つ人たちがどのような動きをするのかを考える一つのネタとして女子マラソンのアテネ派遣選手の選考について雑談してみたい。
いちゃもんがつかないのは、選考レースを一つに定めて「よ〜い、ドン!」で決まった順位で決定というものであろう。
マラソンはトラック以上に、気象条件・コース条件・レース駆け引きの影響が大きい。
オリンピックに出たい人はいついつのマラソンに出場し好成績を収めることという方式が“公正さ”を保つためにはいいに決まっている。
しかし、それでは、指定された女子マラソンのスポンサーは大喜びだが、他のレースのスポンサーはおもしろくないから、陸連幹部にそういう踏ん切りはつかない。
また、陸連幹部の力の源泉の一つは選考権限だから、ただ「よ〜い、ドン!」で決まってしまうのでは、自分たちの権力が劣化することにもなる。自分たちが選考するという余白は常に持っていたいはずだ。
女子マラソンの派遣選手は3名。世界選手権で好成績を残した野口みづきさんが内定で、今日のレースで優勝した土佐さんはタイムやこれまでの実績から当確だと思われる。
残るは1名である。
その対象になる人は、大阪国際の坂本直子さんと千葉真子さん、東京国際の高橋尚子さん、そして、今日のレースで24分台のタイムに2位になった田中めぐみさんの4人のようだ。
残念ながら、4人のなかで、千葉さんはまず選から外れ、坂本・高橋・田中の3人のなかから選ばれると思う。
明日開催されるという陸連の選考会議で出そうな判断は、
A:野口・土佐・高橋
B:野口・土佐・坂本
C:野口・土佐・高橋・坂本
D:野口・土佐・坂本・田中
のいずれかではないかと思っている。
(E:野口・土佐・田中という判断も、タイム的には“合理的”なものだが、名古屋国際への偏りや1位と2位の絶対的差からないと思う)
A・Bは、3名という枠に収まっているから、選考基準のおかしさをあれこれ言われるとしてもすっきりしている。
C・Dは、本来ではありえない選考結果である。アテネオリンピックで出場できるのは3名だけだから、誰か1人は本レースに出られないことを意味する。4人がすべて、本レースに出れるか出れないかわからないままトレーニングに励むことになる。
C・Dのような中途半端な選考は、前回のシドニーでも“害悪”として激しい非難を浴びた。
個人的には、A案を推したい。(高橋さんは、2時間18分台の最高タイムも持っているし、暑かったシドニーで優勝もしている。東京国際も失速したとは言え、強風下で日本人トップ。選考基準には、選考レースでの成績の他にオリンピックでメダルを狙えそうなという“不公正な”項目もある)
陸連幹部が、明日の選考会議でどのような判断をするのかを違った意味に楽しみにしている。
CやDといった4名選出で決定を先延ばしにするという責任回避に動いたら笑ってあげよう。