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これって、人類愚民化計画の一環?子供時代が今から?十年前でほんまによかった。
小学校時代、通信簿の性格所見には、小1から小6まで見事に「落ち着きない・人の話を聞かない」ということでした。本人に自覚はこれっぽちもないんですけど。
これが、今のアメリカやったら、小生も注意欠陥・多動性障害(ADHD)のレッテル貼られて、毎日『ヤクルト』飲むみたいに「リタリン」ていう薬飲まされて、ゾンビ状態になってたかもね。
これって、ほんと?
インフルエンザウイルス兵器にも勝るとも劣らない、子供ゾンビ化用兵器?
アーサー・ビナードさんが、文部科学省制作「心のノート」もじって書きました。
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詩人が書くとこうなる
『心ないノート』アーサー・ビナード
(抜粋です)
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僕が米国のミシガン州で受けた義務教育には、ビアス(「悪魔の辞典」の著者)が言うタイプの道徳が、かなり多くちりばめられていた。毎朝、クラス全員で起立して、教室の隅の星条旗に向かって右手を当て、「忠誠の誓い」を唱えたが、それが最たる例といえよう
。しかし、そういう形ではなく、人間関係が孕んでいる矛盾と暴力を鋭い視点で見つめ、本当に何が正しいのか、自分がなすべきことは何なのかについて考えさせられることはあり、たとえばマーク・トウェインの『ハックルベリーフィんの冒険』を読んだ時がそうだった。あのハックほど健全で、強靭な精神力を持った人には、いまだ出会ったことがないような気がする。
ただ、僕が学校でトウェインなどを読んでいたのは1970年代から80年代にかけてだ。そのあと、80年代後半から、米国の教育現場が大きく変化している。一番目立つのはADHD(注意欠陥・多動性障害)のレッテルを貼られる子供の急増と、そんな「ADHD児童」をおとなしくさせるための「リタリン」という薬の日常的な服用。いまや全米で、毎日毎日「リタリン」飲まされている子供の数は百万をくだらないという。
医者であり人類学者でもあるメルビン・コナー氏は「トム・ソーヤーとハックルベリーフィんがもし今生きていて、アメリカのどこかで教育を受けているならば、二人ともADHDを診断され、その性格を従順なものにすべく即刻リタリン服用を強制されるに違いない」と発言している。僕自身も十年遅く生まれていたら、薬漬けにされていた可能性が少なくない。
リタリンにどう対抗できたかわからないが、「忠誠の誓い」などといった、道徳の名の下で服従心を植え付けようとする教育方針に対して、僕ら従順でない生徒は「替え歌」でどうにか自己防衛を図っっていた。「我が祖国アメリカ」なる歌に出てくる「麗しき自由の国」を、「麗しき重罪の国」に化かし、「共和国に忠誠を誓います」も、いつのまにか「意地悪ばあさんに対して忠誠を誓います」にすり替えていた。振り返って考えると、言葉の語呂合わせの効力にどんなに助けられたか。
日本の教育は、アメリカのそれに比べてまだ少しはましという気分がする。
けれど、ここ数年の流れが、服従心を植え付ける方向に進んでいるのは憂慮に堪えない。中でも、癒し系で一見無難そうな『心にノート』が、実は最もタチの悪い教材だ。
その数々の問題点追求して、暴いていかなければならないが、同時に替え歌的な『悪魔の辞典』ばりのやり方で解体していくのも、必要かと思う。
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(省略)
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『子どもプラス』VOL.16 より抜粋