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(回答先: 南朝正統派の主張の根拠 投稿者 リーマン 日時 2004 年 2 月 12 日 00:42:03)
リーマンさん。 こんにちは。
Tea Timeさん。 資料ありがとうございます。
私は系図を見ていると頭が痛くなるクチですが。
難しい話になり、よく分からないので教えを乞いたいと思います。
○ 「後円融天皇で切れている」という話
(ずいぶんと離れた伏見宮家の貞成親王(後に天皇の父になったことから太上天皇の位をもらう)の子の後花園天皇に受け継がれ、
かろうじて皇室は足利義満の陰謀を免れ、皇室の血統をからくも保った
ということになっています。)
北朝はとりあえず血統を保ったという理屈になっているわけでしょう。
こんなことは私にはどうでも良いことですが、
天皇家崇拝者(勤皇の志士は自称天皇家崇拝者でしょう)なら、
これで納得するべきでしょうね。
天皇家崇拝者のくせに、
あんまり皇后の貞操を疑うのは天皇家に失礼だとは、決して思わないみたいですね。
とても天皇家崇拝者のやることとは思えない。
幕末の志士たちは「勤皇」を唱えていたわけです。
口では天皇家を尊ぶといいながら、
その実は現在の天皇家(北朝)を否定する言辞を弄する。
皇后の貞操を疑う。
これが本当に「勤皇」なのか、私には理解できません。
こういう人たちに勤皇といわれても、天皇家としては迷惑ではないか?
勤皇の志士にとって、天皇家は、権力奪取の道具であり、手段でしかなかったのか?
天皇家に不義の子なんていうのは、
お公家さんは本音ではそれほど気にしないと思う(極論かな)。
「源氏物語」からして、皇后に臣下が不義の子を生ませるという話です。
(こういうのは男性の夢なのでしょうか?)
みんな(たぶん当時の天皇陛下も含めて)それを喜んで読んでいた。
(以上のことが正しいとするならば、
「真っ赤なニセモノ天皇家よりも、年月が経って多少血筋はあやしくなっているかもしれないが、南朝家の子孫のほうがまだましだ、と思いませんか。」
という結論になるのだと思います。)
「多少」血筋が怪しいっていう理屈は苦しいですよね。
北朝のことはいろいろと疑うのに、なんで大室家の皇統連綿は疑わないのか?
大室家の女は絶対に浮気しないのか?
北朝系統の方が血統連続性について確実そうでしょう。 どう考えても。
天皇家(北朝)は単独で存在しているわけではなく、
多数の公家に囲まれて常に監視されてきているし、
また公家集団は、本家の血筋が絶えたときの補充要員として保護されていたはずです。
南北朝時代に、南朝が正統なのだという主張は説得力があったのかもしれません。
例えば「神皇正統記」は、北朝との戦場で書かれた文献です。
また、幕末の人間が(例えば水戸学)、
南北朝時代において南朝が正統だと主張することも理解できる。
しかし、
幕末時点において、
南朝終結以降何百年も草莽に埋もれていた家系が、
南北朝時代から連綿と続いてきた家系よりも正統であるという主張は、
素人考えではとても理解できません。
(水戸学でこういう主張をしているのでしょうか?
不勉強にして存じません)
もしも南朝「子孫」が正統という理屈ならば、
後円融天皇から孝明天皇まで、
天皇家系図から削除し、
南朝系図と入れ換える必要がありました。
そんなことは誰もやっていない。
「北朝以降の系図は正統」だと明治政府は(伊藤は)認めているわけです。
「幕末−明治期の「南朝派」が本気で血統を重視したわけではない」という証拠だと思う。
私としては、
吉田松陰がこういう陰謀に納得したかなあ
という疑いがありました。
この件がもし事実なら、吉田門下生の暴走だと思う。
○ 「大日本帝国は、数百年にわたる南北朝の血塗られた怨念と、
ヨーロッパ悪魔との契約が奇妙に合体して機能不全を起こした怪物」
○ (「もともとの発端から「急所(キン○○?)」を握られているわけですからね」
という部分の先に延長線を引くと
「イギリス」のかわりに「アメリカ」がいらっしゃるわけです。)
怨念については、むしろ関が原以来の薩摩長州の怨念だと思います。
それが、滅亡した南朝子孫の怨念と結合したのかもしれません。
私は、幕末期における「契約」について、
(魔術的な)意味があるとにらんでいます。
これについては、深層心理(抑圧されたもの)に分け入る必要があります。
この契約が「一神教模倣的神格」を有する近代天皇制の
「隠された十字架」であったという仮説は魅力があります。
近代天皇制の一神教的神格については、
小室直樹の「天皇の呪い」があります。
私はこの著書を読んだとき、
著者の学識に感心しながらも、
「これは甘すぎる」と思った記憶があります。
「天皇の呪い」を裏側から書き換える必要があるかもしれません。
英国−米国へのバトンタッチは、
ごく表面的な話だと思う。
奥の院は何ら変わらないと思う。
「契約」は、もし事実なら、今でも継続しています。
「契約」は最終的に破棄されると考えます。
「契約」時点に、「契約」の終結方法まで見通すことは大事でしょう。
「どのように契約の破棄を利用するか?」
「どのように破棄したら、最も相手にダメージを与えられるか?」
「どの時点で契約を破棄するか?」
このネタは、
皇室の問題というよりも、
むしろ大日本帝国から日本国へと継続する支配者たちの
非正統性を暴露する性質のものみたいなので、
もし事実なら大騒ぎになるでしょうね。
(鹿島氏は一般に有名な歴史家ではないので、
これだけでは大騒ぎにはならないでしょう)
奥の院が有効に利用できそうなネタです。
証拠を握っていればですが。
しかしこんなものにひっかかった元勲は馬鹿だなあ。
○ 大正天皇北朝説は、私はよく分からないので保留します。
幕末期に孝明天皇を暗殺する必要があったという理屈は理解できますが、
その後は暗殺の必然性がないように思います。
ばれると危険な行為ですし、よほど理由がなければ暗殺や系図偽造はやらないのでは?
もし孝明天皇を暗殺して明治天皇以降が皇位につけたのだとしても、
大正天皇や昭和天皇がその子孫であったとしても、
大正天皇や昭和天皇が山県や長州藩軍閥に感謝することはないのでは?
普通イヤですよね。
危険人物、危険集団ですからね。
消えてもらいたい、滅ぼしたいと思う方がむしろ自然だと思うよ。
まさか。
ハイレベル合作だったりして。
(ローレベル合作説)
「太平洋戦争」はローレベルの合作で十分だったと思っています
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/952.html
投稿者 あっしら