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★阿修羅♪
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僕はここ何年か、この人の言葉は殴りかかってくる言葉なのか
そうじゃないのかとか、あるいはマッチョな言葉とそうじゃない
言葉とか、そんな感じで人の書くものを見ていくような癖がついて
、例えば教科書批判に集まった人たちというのは典型的な殴りかか
ってくるタイプの言葉なんです。
それは殴りかからなかったら何にも維持できないぐらいに追い詰められ
いる類の言葉で、僕がそう感じる人たちとはどうしてもコミニケーション
できないんです。
じゃあ、殴りかからない、男を装わない、マッチョじゃないとかそういう
かたちでしか言えないんだけど、つまりマッチョであることの逆の種類の
言葉というのはいったい何だろうな、と...。
ひとつには無抵抗な言葉みたいなものがあるかもしれないけれども、
ただその言葉がひどく厄介なのは（略）弱さを根拠に殴りかかってくる
相手に対して、弱さをたえず根拠にするというのがとてもむつかしいわけ
です。
例えばインターネットで東芝の対応を批判して、徹底的にやりこめていく
ユザーが出てきます。
僕はそういうことがただ見ているだけでもしんどくてインターネット
というメディアには殆ど関わらないんです。
インターネットの論争は、言語で相手をやりこめたり論破することが純粋化して
行われてしまう。だけど、言葉のロジックだけで、相手の欠点をディベート的に
突いて論破してそれで正しいのかというと、そこに対して留保を持ってしまう
んです。
言葉が論理だけでなく別の要素も持っているんだということが前提になっていた
時にはその狭さはなかっただろうけれども、そういう論争では人と人との繋がりが
非常にロジカルで瑣末なところに入ってゆく。（略）
言葉で追い詰めていって追い詰めていって、そこで割り切れてしまう類の言葉が
インターネットが出来てからは強くなっていって、そのことに違和感を感じなく
なっている。
そこでは、それは瑣末なことではないかという批判自体が成り立たなくなっている。
『だいたいで、いいじゃない。』（「大塚英志・吉本隆明」から大塚の発言）
正直いおう。マッチョな言葉（論理一辺倒の言葉）というのは息苦しいし、
暑苦しいし、狭いし、ほとんど臭い。
むんむんする。
匂いで息が詰まって窒息死しそうだ。
だからこの板でも長壁さんたち女性のフェミニンな発言はわたしにとっては
一服の清涼剤なのである。
マッチョな言葉の側から言えば彼女の発言はときに
曖昧かつ飛んでいる発言に映るかもしれない。
そして、そのことをマッチョな言葉の側から揶揄するものがいる。
しかし、言葉に幅のもたないかわいそうな人たちではないかと思う。
つまりはわたし自身のことでもあるのだが。
ところで「戦争屋は嫌いだ」さんがマッチョな言葉を忌避しているのが
わたしにはよくわかる。
だからついついかれ流のやり方をする。
それがマッチョな連中には気に入らないらしい。
どこまでも厳密に、窮屈に、掘り下げなければ気がすまないらしい。
だいたいでいいじゃないの？ と思うんだけどね〜。
ま、このむさくるしさでは、当分、ネット言論に女性の参加者は現れまい。
別に構わんが、しかしね、ちょっとねー。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。