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(回答先: 一方通行の時間感覚 投稿者 まっくす 日時 2004 年 4 月 11 日 01:17:22)
まっくすさん、ご丁寧なレスをありがとうございました。
こちらが理解しやすいような配慮を感じます。
お手数をおかけしたことに恐縮します。
以下、気になった点についてコメントしてみました。
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「補足すると「原因−結果」という問題規定は、時間が過去から未来へ一方向に流れる
ことを暗黙の前提としています。そういう考え方を人間に強います。」
この「時間」というのは興味をそそられました。
実は前回のレスを書いているとき、自分の言いたい事とズレているかもしれないという違和感を感じていました。
まっくすさんの「時間」と言う言葉で、その違和感が解けたように思います(もっともまっくすさんの言われる「時間」と私の言うものが同じかどうかは分かりません)。
まっくすさんの仰るとおり、「原因−結果」という問題規定は、時間が過去から未来へ一方向に流れることを前提としていると思いがちです。
現に私もそういう前提で書いてしまいました。
ところが、最近、時間の流れとは「幻想」に過ぎないのではないかと思うようになりました。
過去・現在・未来というのは同時に存在し、”今”というのは一つの視点にすぎないのではないかと。
そうすると”今”に過去、未来は集約されていることになり、結果の中に同時に原因が存在することになります。
従って、結果である「貨幣」を変える事は、同時に原因である「観念」をかえる突破口にはなりえることになります。
原因・結果を時間軸の中で分離した私の質問は愚問でした。
まっくすさん、「機が熟せば」と言わず、少しでも早く「時間論」を読ませてください。
また、「自己と他者を分断せざるをえない設計」が刷り込まれた「貨幣」は、単なる道具ではなく、人間の「思惑」そのものかもしれません。この点もまっくすさんのレスを読んで、気付きました。
他方で、「時間」の問題から、「観念」の範囲、ひろがりの問題へ移ると、「自己と他者を分断せざるをえない設計」は「貨幣」のみになされてきたのか、もっと広範な設計図の一部に「貨幣」があるに過ぎないのではないかという疑問は残ります。
まっくすさんも「お金の内部に埋め込まれている「性癖」(貨幣属性)が、我々の「マインド」を作り出す」としても、すべての「マインド」がお金の「性癖」に支配されているとは前提されていないと思いますが、少なくとも、再び同じ「性癖」、あるいはもっとひどい「性癖」を埋め込まれないようにするための方策を「貨幣論」の中で展開していただけたらと思います。
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「私がなぜ江戸時代をクローズアップしているかといえば、それが「先取りされた世界史」だと思うからです。」
「先取りされた世界史」、あるいは江戸時代の「鎖国」を今の世界の「閉鎖空間」に置き換える見方は興味深いです。この箇所は、もう少し勉強してから、お聞きしたいと思います。
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「「日本人」は特別な位置にいます。」
私には日本人だけが特別の位置にいるとは思えないのです。
世界各地に、素晴らしい文明社会が存在したはずです。
初めの「時間」の話に戻れば、今も原因と結果として存在しているはずです。
アメリカと日本の縁で言えば、日本と直接縁があるのはアメリカのネイティブだろうと思います。
先住民を殺戮、破壊した白人ですが、彼らのスピリッツまでは破壊できません。
肉体や物を破壊すればするほど、抱き込まれて行くようなものです。
白人社会の中から支配層の”しかけ”に覚醒する人は増えてきていると思いますが、彼らを導いたものは他でもない、かつて殺戮しつくした先住民のスピリッツではないでしょうか。
日本人はネイティブと共に、アメリカ白人をお守りする縁にあるのでは、と思っています。
尚、私はニューエイジオタクですが、オープン「マインド」は心がけているつもりですので、、、、。