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(回答先: Re: 日本外交官殺害:井ノ上書記官は即死、奥参事官は病院で (毎日新聞) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2003 年 11 月 30 日 22:18:54)
「奧参事官は後部席で血まみれ」現場の警官証言
【ティクリート南郊(イラク中部)=ソブヒ・ハッダード特約通信員】井ノ上正盛書記官は助手席のドア付近で路面に崩れ落ち、奧克彦参事官は後部座席で血まみれになって倒れていた――。イラク復興の任務を担った日本人外交官を襲った29日の悲劇。一報を受け、駆けつけたイラク人警察官は現場の状況をこう証言した。
記者(ハッダード)は30日昼、惨劇の現場に入った。ティクリートの南約15キロの村ムカイシファの近く。片側2車線の幹線道路をトラックなどがひっきりなしに通り過ぎる。奥参事官らが乗った車は、この道路を、イラク北部復興支援会議が開かれるティクリート市内へと北上していた。
現場を管轄するディジュラ警察のマキ・ムスタファ警部らによると、井ノ上書記官は銃弾が胸を貫通しており、即死状態。奧参事官は頭と腹部に1発ずつの銃弾を受け、同市内の病院に運ばれたが、1時間後に死亡したという。2人は50ドル、10万イラク・ディナール、15ディナール(計約1万3000円)の現金を所持していた。警官が発見し、後にイラク駐留米軍に渡したという。
駐留米軍によると、奥参事官らは食料と水を買うため道路脇の売店に立ち寄ったところを襲われた。だが、記者が見渡す限り、それらしい売店は見あたらない。被弾した車や遺留品もすべて米軍が回収し、事件の名残はタイヤの跡と路面に染みこんだ血の痕跡だけだ。
現場から約10キロのディジュラ警察では、米軍から支給された赤の帽子をかぶった100人もの警察官が周囲を警戒している。事件のせいかと思ったが、責任者は「通常通りだ」と語った。米軍の支持者などを狙った襲撃事件はこの地区でも頻繁に起きているという。フセイン元大統領の出身地ティクリートは、反米武装勢力にとってイラク最大の抵抗拠点の1つなのだ。
事件の背景はまだ不明だが、警官の1人は絶対匿名を条件に記者にこう言い切った。
「米国を支援する日本は、占領者の一部。警官の私でさえそう思う。この一帯の普通の住民なら、なおさらだ」
(2003/11/30/22:16 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20031130it12.htm