現在地 HOME > 掲示板 > 戦争43 > 807.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 米軍による謀略の臭いがしてきた 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2003 年 11 月 30 日 22:45:24)
日本外交官殺害:
イラクで参事官と書記官殺される 運転手も
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031201k0000m040053003c.html
外務省に入った連絡によると、29日午後(日本時間同日深夜)、イラク北部のティクリート付近で、在イラク日本大使館所有の四輪駆動車が銃撃を受け、在英日本大使館の奥克彦参事官(45)=イラク出張中=と在イラク日本大使館の井ノ上正盛3等書記官(30)、さらにイラク人のジョルジース・ズラ運転手(54)が死亡した。政府内では反米勢力によるテロとの見方が浮上しており、福田康夫官房長官は「テロというような可能性が強い」と語った。イラク戦争後、同国内で日本人が殺されたのは初めてで、自衛隊派遣を計画する政府は大きな衝撃を受けている。【ティクリート(イラク北部)竹之内満、政治部・川上克己】
外務省によると、現場はティクリートから南方に10〜15キロの地点。奥氏らは29日午前、米軍の民生部門が29、30の両日、ティクリートで開くイラク復興支援に関する会議に出席するため、バグダッドを出発した。
事件を処理したティグリス警察署によると、事件が発生したのは29日午前11時ごろ。午後0時半ごろ、署に通報が入り、署員が現場に駆け付け、3人を病院に搬送した。同署によると、井ノ上氏と運転手はほぼ即死状態で、奥氏が午後3時ごろ息を引き取ったといい、「奥氏は車中で射殺体で発見された」とした外務省の説明とは食い違っている。
同署によると、右車線を走っていた大使館の車に、左側から犯人の乗った車が追走。その後並走しながら、機関銃を約25発発砲したとみられる。大使館の車は道路脇の畑に転落して停止した。犯人の車はそのまま逃走したらしい。
目撃情報によると、犯人の車はセダン車か四輪駆動車だったという。
一方、収容先の病院の話では、井ノ上氏は銃弾が左胸を貫通、奥氏は頭のほか左腹部、左肩を撃たれ、運転手は左脇腹などを撃たれていた。
イラク駐留米軍の報道官は30日、今回の襲撃に関し「日本人外交官2人は売店に立ち寄り、食料と飲料水を買い求めた際に銃撃を受けた」と語った。しかし、外務省の堂道秀明・中東アフリカ局長は同日夕の記者会見で、「そうした情報は入手しているが、確認できる状況にない」と述べるにとどまっている。
運転手を含む3人の乗っていた車両は日本大使館所有で、車体の底部を除いて防弾装備を施した「軽防弾車」。ナンバーなど「日本の車両と特定できるようなものは取り外してあった」(外務省幹部)が、警備車両は付けておらず、警備官も同行していなかった。使用された武器は小銃などの小火器の可能性が強く、車体には多数の弾痕があるという。
外務省によると、日本政府には日本時間の30日午前0時40分ごろ、米英占領当局(CPA)から事件に関する第1報が入った。搬送先の病院にはパスポートなどがなかったが、その後、地元部族長のもとで発見され、奥氏らの身元確認を行った。奥氏ら2人の遺体はバグダッドに搬送され、隣国のクウェート経由で日本に運ばれる予定。
一方、バクダッド南部の幹線道路で29日、イラク戦争を積極的に支持してきたスペインの情報機関員の車両が襲撃され、7人が死亡した。反米勢力の拡大の動きとみられている。
[毎日新聞11月30日] ( 2003-11-30-23:48 )