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外務省職員2人殺害 イラク・ティクリート付近で襲撃
朝日新聞11月30日
http://www.ontimes.com/j_doc/
イラク北部のティクリート付近で29日午後5時ごろ(日本時間午後11時ごろ)、バグダッドの日本大使館の所有とみられる乗用車が襲撃され、乗っていた、長期出張中の奥克彦・英国大使館参事官(45)と井ノ上正盛・イラク大使館書記官(29)が殺害された。川口外相が、米英の暫定占領当局(CPA)から連絡があったと発表した。レバノン人の運転手も意識不明の重体。外務省は30日未明、小泉首相の指示を受けて緊急対策本部を設置し、情報収集を急いでいる。川口外相は田中和徳大臣政務官を一両日中に現地に派遣する方針。3月のイラク戦争開始以降、イラク国内で日本人の死者が出たのは初めて。政府が近く基本計画の閣議決定を目指している自衛隊の派遣や、文民の要員派遣に大きな影響を与えるのは確実だ。
これに先立ち外務省の北島信一官房長と堂道秀明中東アフリカ局長が30日午前6時すぎ、緊急に記者会見し、事件の発生を発表した。日本時間の30日午前0時40分ごろ、CPAからバグダッドの日本大使館に通報があったという。
それによると、3人はレバノンに車両登録されている黒色の四輪駆動の軽防弾車に乗っていて襲われた。非政府組織(NGO)なども参加してティクリートで開催が予定されていた北イラクの復興支援関係の会議に向かっていたという。
襲撃の詳しい状況は分からないが、外務省は「使用された武器は、対戦車砲などで狙われたのではなく、小火器である可能性が強い」と説明している。武装した警備員は同行していなかった。事件後、地域の住民が3人を病院に搬送した、という。
外務省によると、バグダッドの日本大使館の日本人職員は、出張中の職員も含めて11人の態勢。
ティクリートは、サダム・フセイン元大統領の出身地で、イラク戦争後もテロなどが頻発している地域。襲撃事件が起きたのは、その南方10〜15キロの地点という。
(11/30 09:49)