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(回答先: 外交官がイラクで何を.. 投稿者 素朴な疑問 日時 2003 年 12 月 06 日 10:31:12)
再録:意味論の思想戦争:「外交官」という言葉は今、日本の法律上は存在しない。
以下を参照されたし。なお、元通産官僚が大臣の外務省は、最早、海外利権談合省と改名すべきである。現在の利権は、米英が違法な嘘の口実に基づく侵略戦争で「奪いつつある」分捕り品の処理に、日本も加わっているという「おぞましき」状況なのである。
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku701.html
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/868.html
『亜空間通信』701号(2003/12/01)
【「邦人・外交官・殺害・テロ」連呼、似非紳士朝日が典型の日本中心は不気味な意味論の思想戦争】
[中略]
この状況を、私は、「戦争行為」として分類する。具体的に規定すると、「思想戦争」でもあり、「意味論の戦争」または「言葉の意味の戦争」(Semantics War)である。「邦人」「外交官」「殺害」「テロ」のすべてに特殊な意味があり、その使い方ひとつで、「思想戦争」の勝敗の行方が決まる。「丸腰」などと形容する報道例もあったが、これも思想戦争である。
「丸腰」の「邦人」の「外交官」を「殺害」した「テロ」は、許し難い「蛮行」なりという世論誘導の戦列が、今まさに、ああ、日本列島のド真ん中で、ああ、堂々の喇叭、吹き、吹き、進撃中なのである。
しかしまず、言葉の上で正確を期すと、「外交官」という言葉は今、日本の法律上は存在しない。かつては「外交官試験」と通称される国家試験の制度があったが、今は、ない。だから、通称としても、正確な表現は「外務省職員」だけである。
他の官庁の高級官僚と呼ばれる連中と同じく、「国家一種」と略称される国家試験に合格するか、外務省が独自に実施する外務専門職試験に合格すれば、外務省の職員になり、その後、内部の試験を通れば、職務上、国際的にはウィーン条約に基づく「外交官」(Diplomat)としての処遇を受けることが可能な職務に着くことが出来るだけのことである。
11月30日に死亡が報道された2人、奥克彦・在英大使館参事官(45)、井ノ上正盛・在イラク大使館3等書記官(30)の内、奥は、旧制度の通称「外交官試験」(外務上級試験)に合格している。井ノ上は、外務専門職に合格している。「国家一種」と通称される試験でも良いらしいが、話しは面倒なので、省く。
ともかく、内情はどうあれ、世間一般には、「外交官」という職業が、かなりの高度の「エリート」として理解されている。
ところが、今回、2人が乗っていた車は、外交官専用のナンバープレートどころか、普通のナンバープレートを外していたのだそうである。それで、「邦人」とか「外交官」とかが、分かるわけはない。
もしも、分かっていたとすれば、かなり前から目を付けられ狙われていたことになる。しかも、その逆に、外務省筋も、そのことを気遣ったからこそ、ナンバープレートを外して、社内に隠していたのに違いない。
彼らは、昔の戦時国際法から見れば、彼等がジュネーヴ条約などの保護を受ける資格のない「スパイ」の役割を果たしていたのである。国際的にも「外交官」としての処遇を受けることが可能な状況ではない。
[後略]