現在地 HOME > 掲示板 > 選挙1 > 557.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: 総選挙後のこれから---------牧太郎の掲示板(牧太郎の二代目魁新聞社) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2003 年 11 月 12 日 11:26:21)
竹中さま、みなさま、おっは〜。
今朝は随分早く起きたんですが、目覚めはよくありません。寝付きも悪いです。
今まで息をひそめておりましたが、白状いたします。選挙後、かなり落ち込んでおります。
今回は何よりも自民党に潰れてほしかったのに潰れなかったからでした。
容易ではないだろうとは思っておりましたが。
牧氏は民主党が健闘したと言っていますが、ふ〜ん、そうなのか、あれでも健闘したのか。
実は、今回は『確信できたからそうしたのだ』とは言えないのですが、民主党に入れてみたのです。
自民には入れたくなかった。公民なんてとんでもない。
長壁さまには申し訳なかったのですが、共産党にも入れられなかった。
社民については迷いましたが・・・。
投票後は、何かモグラ叩きで間違ってモグラが顔も出してない穴を叩いたような、
何か言い様のない情けない気持ちで一杯でした。ああ、酒が飲みたい、飲めるものならば(わりと下戸です)・・・。
民主党について確信できずにいたのは、主に改憲について、民主もやはり改憲派だからダメだと言う方々が結構おられるようだったし
それについて随分ウジウジ考えていたからです。
改憲というものは、行うとすれば、絶対に国益(と言って悪ければ『民益』)になりえない形でしかできないものなんでしょうか。
こちらのみなさま、どうお考えになります?
こちら、改憲反対派が多そうですが、みなさまは改憲そのものがとんでもない、というお考えなのでしょうか。
それとも、今改憲に取りかかると『民益』に沿う形でモノにできそうにないから反対だ、とおっしゃるのでしょうか。
で、実際にこれから改憲の動きが出てきたら、もし反対だったらどうやって止められるとお考えですか。
ご意見を聞きたく思います。これってムリ言ってますか?
ちなみにうちの単細胞親父(あたくしの実父)は、これまで自民党一筋だった人間ですが、
今回は流石に自民党を見捨てました。ちょっと見直しました。人間、七十過ぎても変われるもんだ。
あたくしが『あんなの潰れちゃえ』と言うと『そうだ!』と合点していたくらいです。
うちで親子で意見が合うなどというのは、実は相当画期的なことなのです。キャンプ・デービッドだ。空前絶後かも知れぬ。
その親父なのですが、改憲については、『もちろん孫を戦場にやりたいわけではないが、
戦後改憲していないのは日本くらいなものだからしたほうがいい、改憲反対ではない』のだそうであります。
しかし・・・。
現在の政権が改憲に取りかかってしまうと一体どうなるんでしょう。
改憲はこのまままだ延びるのか。
伊軍へのテロの後も自衛隊派遣の方針は変わらないなどと政府は言っているが、
改憲しないことで我々は一層危険に晒されるのではないのか。
すみちゃんが危惧されていたように、我々の国防のためにあるはずの自衛隊がアメリカの傭兵にされてしまったり?
あたくしは、まだ惑うばかりです。
どなたかお気が向いたら、お答えお待ちいたしております。
ではまた、ごきげんよう。
PS.
長壁さまに宛てられたSWANさまのご投稿にうなずいておりました。
共産党には、共産党自身が気付いていない自傷癖があるのかも知れませんね・・・。
某国の共産主義者である友人がいましたが、彼にもそう言えばそういうところあったなあ。
彼は共産主義者でありながらインディーのジャズ・レーベルを持っているという非常にヤヤコシイ人間です。小さいが評価の高い立派なレーベルですよ。
彼は、各地のジャズ・フェスも多国籍レーベルに牛耳られている(もうどの世界も同じ)という状況によく泣き言を言っていました。
多国籍レーベルが財力にものを言わせてプロモートするアーチストより
自分のバックアップしてるミュージシャンたちの方が余程レベルが高いのに、というわけね。それは客観的に見ても本当だと思える部分がありましたが。
しかし、一度彼に猛烈に噛みついたことがあります。あの時は涙目になってクッテかかりました。
何があったのか、と申しますと、彼が上述のようなことでボヤいておきながら、一方で
優秀でありながら強い後押しのないミュージシャンがセルフ・プロモートしにかかるのを批判したのです。
『そんなことは、自分で宣伝しなければ誰にも相手にされないようなヘボ・ミュージシャンのすることだ』と。
『コルトレーンだってナイマ(最初の妻)がプロモートしたんだ、彼自身は何も考えず家で楽器を吹いていただけだ』と。
『ミュージシャンの本分は音楽をやることだ。余計なことは考えずに家に閉じこもって
奏法の修練にいそしみ、音楽のことだけを考えていろ』っちゅうわけですね。
実力があれば波は来るんだから、と。
・・・ウソですね、それは。コルトレーンはナイマに恵まれただけです。
当時ネットも充分に普及していなかった某国で、ようやく自分がいつどこで演奏するか、という情報を発信するミュージシャンが
出てき始めていた矢先のことで、あたくしはそれを喜んでいたものですから、もう大変です。
あんたの立場にある人間がそんなこと言っちゃいけないだろう。
あんたのその言葉を聞いてセルフ・プロモートしなくなるミュージシャンが出たら、
あたしは世界中の台所の皿を全部割りにいけるかしら、というくらい怒るからね、憶えてな、と彼に言いました。
その時は彼は豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をしていましたが、しばしあって、
『考えてみれば、ただ待っていないで、自分で波に乗ろうと必死になっているミュージシャンたちの気持ちを
考えてやっていなかった、悪いことを言ったよ』と言ってくれました。
そうして、しばらく二人で涙ぐんでしんみりしていました。・・・ひとつの思い出です。
彼はその後、金はそれほどかけないが、その割りには多国籍レーベルに較べても
善戦していると言えるプロモートをがんばって行い、不況の中、ボヤキつつも健気にやっているようです。
『誇り高い無聊』には、もう陥らないわけですね。
あたくしが、『多国籍レーベルが悪い、各地のジャズ・フェスの主催者が悪い、
彼らが自分のレーベルや自分の支援するミュージシャンに顔を知らしめる機会を与えないのが悪い』と言いながら
自分やミュージシャンたちの側にもっと出来ることがないかどうか考えようとしなかった頃の彼より
今の彼のほうが好きなのは、言うまでもありません。
彼は、『イヤ、過去にあれだけボヤいたからこそ注目を集めることができたのさ』などと
相変わらずなことを言っていますが。
長壁さまは多分あたくしの投稿なんかは読んでおられないでしょうが、
こちらのみなさまの期待とシゴキ?に是非応えていただきたく、陰ながら応援いたします。