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政権参加条件を提示した社民党を叩く共産党は自らの愚を晒している
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投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 07 日 22:30:50:Mo7ApAlflbQ6s

(回答先: Re: イラク派遣、対戦車弾を携行 自爆テロ対策で防衛庁方針 [朝日新聞] 投稿者 長壁満子 日時 2003 年 11 月 07 日 20:52:12)


長壁さん、こんばんわ。


>あっしらさん、友人が共産党事務所に行って、社民と連携してくれといったところ、
>共産党は、やはり、民主党に擦り寄ったことを根拠に非難。社民は社民で共産党の体
>質が・・・といっていたということです。「体質と理念とどっちが大事か」と、私は
>おもうのですが、いかがでしょうか。

>といっても、こうなる前に、お互い、理念をつき合わせて、連携するべくはする方向
>にもっていけなかたのは、お互いの失敗です。


戦争国家にひた走っているという強い危機感を持ちながら、失礼ながら30ほどの議席が獲得できるかどうかと予測されている政党の党員が、社民党の民主党政権参加条件をもって「社民党―政権にひかれて「護憲」の立場をすてる」と叩いている指導部の愚かさに気づかないことに正直驚いています。

社民党は、自分たちが微力の政治勢力であることをきちんと自覚し、“イラクへの自衛隊派遣中止”では一致する民主党に“憲法9条の順守”という前提条件を加えることで、憲法9条改正を含む「創憲」を唱える民主党に、なんとかそれを思いとどまらせようとしていると言えます。

社民党のあのような選択が誤りだと言えるのは、もう一つの大政党である自民党が、“イラクへの自衛隊派遣中止”や“憲法9条の順守”を政策としている場合だけです。

この場合は、不破氏が演説で行った社民党非難は正当なものになります。

しかし、“憲法9条の順守”に関しては自民党も民主党も改正志向ですが、イラクへの自衛隊派遣については、自民党が促進、民主党は中止と異なっており、少しとは言え共産党の政策に近いのは民主党です。


民主党が比較第1党になるとしても、他の政党の協力がなければ政権に手に届かないレベルの獲得議席になるはずです。
そのときは10議席ほどの社民党であっても大きな存在となります。
民主党が、経済政策やイラク問題を重視したり、とにかく自民党主体政権を終わらせることが優先課題だと考えれば、社民党の前提条件を受け入れて連立に進む可能性があります。
もちろん、それは次の総選挙までの協力関係で、民主党は、次の総選挙で憲法9条改正を含む「創憲」をめざして議席増加に励むことになります。
また、参議院の議席状況から、民主党主体政権は、予算や経済問題など法律を伴う政策の実現では公明党や自民党との協調が必要になります。

しかし、長壁さんのように日本が戦争推進国家になることに最大の危惧を抱いているのなら、しばらくは、“イラクへの自衛隊派遣中止”と“憲法9条の順守”が実現できる唯一とも言える戦術を選択するのは理に適っているのではないですか?


「社民は社民で共産党の体質が・・・といっていた」とのことですが、それが不破発言の前であっても、的外れではないと考えます。
北朝鮮の拉致問題で、共産党は笑みを浮かべながら、社民党を批判したり、自分たちはいち早く国会で取り上げたと誇っています。
70年代まで北ベトナム労働党(共産党)やルーマニア共産党(正式名称は失念)と並んで北朝鮮労働党と強い友好関係を結んでいたはずです。関係断絶後の80年代に拉致問題を取り上げたことは事実ですからそれを誇ることはかまいませんが、それを社民党叩きに使うのは感心できません。
その他、市民運動・労働運動・女性運動などでの共産党の“引き回し”にもうんざりしているはずです。

今回の社民党政権参加前提条件提示事件は、共産党は自己認識ができず、社民党はそれなりにできている現状を象徴したものだと思っています。

共産党指導部や多くの党員は、自分たちこそが自己を犠牲にしても人民大衆のために働く前衛で、運動理論も他の追随を許さない“科学的社会主義”に拠っており、歴史もいつかは自分たちの正しさを証明すると考えているように見受けられます。
(そういう政党の構成員が、社民党との関係について「お互いの失敗です」と総括しているのは残念です)

そのような“体質”が染み出して、独善意識や尊大なエリート意識として見られている面もあるはずです。

共産党の歴史認識や現状分析がいかに誤っているかはここでは述べませんが、自分たちが大きな力を持たなければ世の中は良くならないと考えて(過信して)いるために、政治状況に応じた肝心要の選択さえできなくなっています。

今回もまた、「戦争を止めることができなかったことこそ自戒しその責任(問題点)を追及しなければならないのに、我が党だけは一貫として戦争に反対したと胸を張り、軍部が悪かったとか天皇絶対政が悪かったからだと説明している日本共産党」の姿を晒しているのです。

力は及ばなかったが、我々は、堕落した社民党とは違って、憲法改悪・イラク派兵阻止の“旗”を高らかに掲げ続けて戦ったのだと....

転向せずに刑務所に入ったことをもって戦争に反対したと胸を張るのは、反戦平和主義者ならば高く評価できますが、革命家であれば自己満足(革命的ヒロイズム)でしかありません。

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