現在地 HOME > 掲示板 > 選挙1 > 610.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 書き込みの意図 投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 14 日 23:27:41)
返事は期待していなかったので、有難うございます。
北朝鮮のこと、日本共産党のこと
今の日本共産党は、現在の日本の「極悪非道のイカレタ北朝鮮」世論(もしくはマスメディア操作)の非難の的になることを避ける保身が初めにありき、であるように思います。日テレの番組に対する反論にも、それが色濃く滲み出ているように思われます。
−余談−この世論も相対的・歴史的な側面をもっていると思います。例えば北朝鮮と同様にアメリカによる「悪の枢軸戦略」のターゲットになっているイラクのお隣り、イランにたいしても、鷹派アメリカ人にはそれこそ日本人にとっての北朝鮮のように映っているのかもしれません。でも、日本人にとってはイランは友好的な国だと目に映っている人も多いように思われます(石原慎太郎等は明らかに違います)。日本でも上映され人気を得た数多くの映画も、こうした世論形成に一役買っているのでしょう(イラン国内では上映禁止になっているものあります)−
だから、当時は五十歩百歩であった社民党(当時辻は社会党)を叩いたり、最初に国会で自分達が取り上げたことをやたら取り上げたりしているのかなと思います。立派なスピンです。が下手糞で見ていられません。
第二次大戦後の日本共産党の再立ち上げには、朝鮮の人々の力添えも相当合ったようで、そういう歴史もあったからこそ北朝鮮の日本人妻の問題にも首を突っ込まざるをえない、抜き差しならぬ状況なわけです。歴史的な経過を知らない世間に対して、そういった歴史的経過も踏まえて、当時から今に至る状況の変化をその時々にきちんと見抜いていたか。見抜けなかった(もしくは見てみぬフリをした)とすれば、それは何故だったのかを分析し説明する責任が、日本共産党にはあろうかと思います。今の共産党は事実に目を背けているように見えます。
必要なのは言い繕うことではありません。事実をありのままに把握し、問題を整理・分析し、責任をもって解決の手段をとることです。危機管理能力に尽きるかと思います。
北朝鮮と韓国の状況が朝鮮戦争後〜6・70年代と現在とは全く違っていた。という基本的な事実認識を持ち得ている日本人はそんなに多くはないと思います。朝鮮半島に対しての事実認識は私も含めて、日本人は正直、無知であり、つい数年前までは無関心ですらあったと思います。それは半島の人々にとっては無責任な信用できない態度に映るかと思います。
その上で、現代の今、目の前にある問題。「拉致」と「核」についてです。
どちらも、自民党や民主党にとっては「日本を戦争する国に変貌させる」ための政策の具にすぎないようです。拉致被害者の家族には申し訳ないが、彼らに擦り寄ることは、政治に翻弄された自分達をしてさらに政治の道具たらしめる行為のようにさえ思います。
「拉致」「核」の解決。ということはどういうことを指し示すのか。その目的の為にどんな手段を用いるのか、その手段が目的の達成の為に妥当か。目的に誤りが無いか。
僕としては平和の内にことを解決する具体的なプランを、反戦平和を掲げる政治勢力には示して欲しいものだと思います。日本が圧力をかけたからといって譲歩を引き出せるとは思いません。
最悪の道は極東アジアの15年戦争(ちょっと誇大妄想かな?)