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(回答先: 公的年金の清算による一大経済活性化 投稿者 愚考 日時 2003 年 10 月 31 日 11:32:22)
正論だと思います.配偶者の分を含めれば私の場合でも500万円くらいは戻るはずです.
(私は93年頃から納入が止まっているので,一円も受給できない可能性があります.)
年金制度は本来賦課方式として運営されてきているのですから,積み上がっている余剰金
は清算に際し,納入者に還付すべきものです.国民年金基金は積立方式であるという説明
も見かけますが,これは後から苦し紛れに付け足した言い逃れです.国民年金を一旦清算
した後,税金で賄うというのはまったく正しい.税を財源にするのと賦課方式の年金とはシス
テム論的にはまったく等価です.実際,彼らは近い将来消費税の増税によって不足分を充
当すると公言しています.清算後の年金制度は全国民均等の基礎年金制度とすべきです.
(上積み年金としては私的年金システムを整備すればよい.)
この大改革を断行できる政権があるでしょうか?年金制度の改革無しに現在の国民的苦境
から脱出できないことは誰の目にも明らかです.公的年金の清算は見方によっては,国家
破産に準ずる困難な選択であるかもしれませんが,それを断行することができれば,その
インパクトは現在の底なしの不況から脱出するための十分巨大な推進力になるでしょう.
公的年金の清算ができないとすれば,彼らがすでに基金を食いつぶして(運用に失敗して)
大穴を空けてしまっているからであると推定せざるを得ません.その穴埋めを喜んで(消費
税率引き上げとして)引き受けるとしたら,我々(国民)はよっぽどおめでたいのでしょう.
参考資料:社会保障審議会年金数理部会数理部会(平成13年)
○財政再計算における国民年金及び基礎年金の財政見通し
財政再計算結果における国民年金の財政見通しは基本的には国民年金勘定に相当する会計に関する財政見通しであり、その財政見通しにおける国民年金の支出は、国民年金が負担する基礎年金拠出金額と国民年金独自給付費等からなっており、国民年金の収入は、保険料収入、運用収入、及び国庫負担からなっている。
また、財政再計算結果における基礎年金の財政見通しは基本的には基礎年金勘定に相当する会計に関する財政見通しであり、基礎年金給付費のみならず各公的年金制度に係る基礎年金相当給付費(みなし基礎年金給付費)も含む基礎年金全体の財政見通しであるが、その財政見通しは、単年度ごとに完全な賦課方式で財政運営がなされるという基礎年金の財政運営の基本的考え方に準拠して作成されている。