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日本海海戦100周年記念大会行事に関するご協賛のお願い【名誉会長 中曽根康弘 、会長 増田信行三菱重工業会長等】
http://www.asyura2.com/0311/nihon10/msg/1265.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 1 月 04 日 00:00:57:dfhdU2/i2Qkk2
 

(回答先: 澄田 智【海軍主計科短期現役第4期、セレベス島で終戦、財団法人野村マネジメント・スクール理事】 投稿者 なるほど 日時 2003 年 12 月 31 日 20:19:21)

日本海海戦100周年記念大会行事に関するご協賛のお願い 

謹啓 陽春の侯、ますますご清栄の趣、大慶に存じ上げます。
 来る平成17年(2005年)は日本海海戦100周年に当ります。この年を迎えるにあたり、私どもは、去る3月26日、記念艦「三笠」において「日本海海戦100周年記念大会」を設立し、各種の記念行事を通じ、日本海海戦の歴史的意義等をできる限り多くの人々に再認識していただくべく活動を推進することといたしました。
 ご承知のとおり、当時の帝政ロシアは、シベリア、沿海州、樺太を次々に占有し、さらに南下して満州・遼東半島に軍を進め、朝鮮半島にも手を伸ばし、わが国に対しても露骨な干渉を行い、強大な軍事的圧力をかけてきました。日本海海戦はこのような情勢の中で東郷司令長官率いる我が連合艦隊が日本の存亡をかけてロシア帝国バルチック艦隊を対馬沖に迎撃し、海戦史上例を見ない圧倒的勝利をあげ、国家の独立と安全を全うし、もって国威を内外に宜揚して国際的地位を高からしめ、今日に至る繁栄の基礎を築いた戦いでありました。また当時列強の植民地となり蹂躙抑圧されていたアジアの諸国に対しても限りない希望を与え、独立の気運を高かめさせた戦いでもありました。
 しかしながら、我が国は第二次世界大戦において敗戦の苦渋を嘗め、自国の歴史・特に明治以後の歴史について正しく教えることを避け、今やこの世界的にも有名な日本海海戦の史実すら忘れ去られようとしていることは、真に遺憾であります。「日本海海戦100周年記念大会」は、各種の記念行事を通じて、明治維新後近代国家として歩み始めたばかりの極めて厳しい状況の中で、未曾有の危機を克服した明治の先人たちの気概と愛国心、知恵と志に学び、自信と誇りを回復し、混迷を続ける現状を打開して活力ある国づくりを図り、併せて、この海戦における日露両国の戦没者を慰霊し、信頼と友好を促進することをその目的としております。
 記念行事といたしましては、記念式典、記念講演、記念艦三笠展、記念献茶式、記念柔道大会、記念遺墨展、記念論文の募集等を計画しております。
 つきましては、本記念大会の趣旨にご賛同いただき、経済・社会情勢極めて厳しい折ではありますが、別記のご協賛につきまして、何卒御協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます。            
                           敬白                                      平成15年6月吉日
                                                                                         


日本海海戦100周年記念大会 名誉会長 中曽根康弘 (元内閣総理大臣)
会   長 増田 信行 (三菱重工業(株)会長)
副会長兼
実行委員長 日吉  章 ((財)三笠保存会会長)
副 会 長 吉田  學 ((財)水交会会長)
副 会 長 友國 八郎 (東郷会会長)
顧    問 (五十音順)
今井  敬  ((社)日本経済団体連合会名誉会長)
大河原良雄 ((財)世界平和研究所理事長)
小沢 一彦  (横須賀商工会議所会頭)
栗山 尚一  (元駐米大使・元外務事務次官)
小林 公平  (阪急電鉄(株)会長)
沢田 秀男  (横須賀市長)
神保  浩  (横須賀市議会議長)
澄田  智  (元日本銀行総裁・元大蔵事務次官)
千  玄室  (茶道裏千家前家元)
丹波  実  (前駐ロ大使)
中村 悌次  (元海上幕僚長)
夏目 晴雄  (元防衛事務次官)
福地 誠夫  (元横須賀地方総監)
山口 信夫  (日本商工会議所会頭)

                           記
http://homepage3.nifty.com/suikoukai/suikou-nihonkaishushisho.htm
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おまけです
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第22回
右派勢力の思想・行動を理解するための小論

 今回は、右派勢力の思想・行動を理解するための資料を提供します。どうぞ、御覧下さい。
 2001年9月5日


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まずは、以下の二つの文章を御覧頂きたい。これらは、右派勢力の思想・行動を理解するための文章として最適である。


植民地という条件下で育った人物は、一般的に臆病かつ攻撃的になる。彼らは自己のアイデンティティ(独自性、固有性、主体性。中根注)を証明できる環境で成長していない。アイデンティティは、ただ支配民族のアイデンティティを我がものとしその周辺を攻撃することで、自らを植民地主義者・植民地支配者の立場に置くことで、証明されているのである。

『クルディスタン=多国間植民地』(イスマイル・ベシクチ氏著、中川喜与志氏・高田郁子氏訳、拓殖書房、1994年11月1日第1刷発行)より。


このベシクチ氏の批判は見事なまでに日本の右派勢力に当てはまる。一つずつ解説していく。

「植民地と言う条件下」→外交や経済、防衛でアメリカの言いなりになっているうえ、事もあろうに、実験のために原爆を投下したアメリカに基地(他国に軍事基地を置くことはその国に対する優越を表す)を提供している日本は実質的にアメリカの植民地である。

「一般的に臆病かつ攻撃的になる」→日本の右派勢力はアメリカには「臆病」だが、国内やアジア諸国には「攻撃的」である。「臆病」な日本の右派勢力はアメリカが言うグローバリゼーションや市場原理主義、集団的自衛権の行使をアメリカの代理人として連呼する。さらに、実験のために原爆を投下したアメリカとの軍事条約(日米安全保障条約)や日本国内のアメリカの軍事基地を賛美する。これは異常な状態と言ってよい。一方、日本国内の反対勢力に対しては、打って変わって「攻撃的」である。右派勢力の文章には、「国賊」「反日」「売国」「進歩的似非(えせ)文化人」といった表現が躍る。実験のために原爆を投下したアメリカに屈服する人たちにこんなことを言う資格が果たしてあるのだろうか。

「アイデンティティは、ただ支配民族のアイデンティティを我がものとしその周辺を攻撃することで、自らを植民地主義者・植民地支配者の立場に置くことで、証明されているのである。」→まったくその通りである。日本の右派勢力はアジア諸国には強気そのものだが、アメリカには弱腰である。そして、日本政府がアジア諸国におもねるような外交をすると、アメリカには弱腰の右派勢力がすかさず「卑屈外交」などと言い出すのだからあきれてしまう。アメリカに対する日本の右派勢力こそ、「卑屈」なのである。

また、極めつきの市場原理主義者であり超親米派の中曽根康弘元首相が日本の右派勢力の間でヒーロー扱いされていることからも、日本の右派勢力の思想・行動の本質を窺(うかが)い知ることができる。日本の右派勢力の思想が本当に「右」なのか、それとも単なる親米派なのか、見極める必要があると言える。


「モスクワに雨が降ると、東ヨーロッパでも傘をさす」と、いわれたものである。クレムリンが「プロレタリア独裁」を唱えると、東ヨーロッパ諸国の指導者と御用知識人は競って復唱して、自己植民地化を深めていった。

2001年8月21日付中日新聞に掲載された『ヨーロッパ展望台』より。著者は熊田亨氏。


この傾向は日本の右派勢力にも当てはまる。アメリカが「グローバリゼーション」を唱えると、日本の御用知識人も、それを復唱する。アメリカが「集団的自衛権」の行使を要求すると、日本の右派勢力もそれに同調する。アメリカが「テロや脅迫を信条とする無責任な国家」の脅威を唱えると、アメリカ自身が無責任であり脅威であることをひた隠しにしながら日本の右派勢力もそれを復唱する。これらの事例からは日本の独自性を発見することはまったくできない。こうした日本の右派勢力の論調を注意深く観察すれば、それらはほとんどアメリカの論調の焼き直しかコピーであることに気付くはずである。但し、この勢力は用意周到であるから、簡単にはアメリカ派であることがわからぬよう、対策を施している。その対策は、「日の丸・君が代」や「靖国神社」を賛美したり、「日本に誇りを持とう」と言ってみたり、日本の過去の植民地支配や侵略戦争を肯定したりすること(肯定派は「アジアの植民地を白人から解放した正当な行為」としている)である。こうすることで、アメリカ派であることを隠せると思っているのだろう。しかし、この勢力の論調を詳細に点検すれば、その論理が矛盾だらけであることがわかる。まず、「日の丸・君が代」であるが、日本が実質的にアメリカの植民地であると状況下で、「普通の国」とか「世界の常識」を持ち出しても空虚なだけである。「アメリカの植民地」から脱することの方が先決である。次に、「靖国神社」であるが、そこには、アメリカとの戦争の結果、死んでいった人々が多数まつられている。そうした人々は現在の日本の親米従属体制や米軍基地の存在をどう思っているのだろうか。また、「根っからの親米派」を自称する小泉純一郎内閣総理大臣は戦死者に現在の日本の親米従属体制や米軍基地の存在について、どう申し開きをしたのだろうか。「靖国神社」を神聖視するのなら、戦死者の思いというものを考えていかなければならない。戦死者が現在の日本の親米従属体制や米軍基地を望んでいたのかどうかを考証する必要がある。しかし、日本の右派勢力がこうした観点から「靖国神社」を論ずることはなかった。次に、「日本に誇りを持とう」という論調だが、「親米従属主義」が蔓延する日本に誇りを持てるはずがない。「親米従属主義」を一掃することの方が先である。最後に、日本の過去の植民地支配や侵略戦争への肯定(肯定派は「アジアの植民地を白人から解放した正義の戦争」としている)である。もし、日本の過去の植民地支配や侵略戦争は「アジアの植民地を白人から解放した正当な行為」とするなら、その「正当な行為」を叩き潰したアメリカと同盟関係を結んだり、米軍基地を日本に配置することを許しているのは、明らかにおかしい(アメリカが「日本を叩き潰したのは不当な行為だった」と言っているのなら話は別だが、もちろん、そんなことはない)。日本の過去の植民地支配や侵略戦争を肯定する人々は直ちに日米安保条約の廃棄や米軍基地の撤去を求めるべきであるし、右派勢力もそういった提言をするべきなのだが、現実はそうではない。せいぜい、「必要悪」と言うくらいである。結局、日本の右派勢力の根底には「親米従属主義」があるということなのだ。この勢力には「右」や「保守」という言い方ではなく、「アメリカ派」という呼称が適しているように思われる。

http://member.nifty.ne.jp/nstn/kenkyu022.htm

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