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ZDNN:アンカーデスク 2003年12月3日 08:58 PM 更新
私の怒りに火を付けたMSソフトのTDN【ZD_Net記事】
http://www.zdnet.co.jp/news/0312/03/cead_coursey.html
どうしてMicrosoftは普通の人間に分かるエラーメッセージではなく、TDN(3けたのエラーコード)を使うのだろう? わざわざ時間を費やしてコードの意味を調べなくてはならないなんて……
12月1日はほとんどの人にとって、輝かしいホリデーシーズンの初の出社日だった。すべての人が喜びや楽しさを享受する時期だが、私にとってはMicrosoftについてのグチや不満をこぼす新たな機会にすぎない。
確かに、感謝祭の日には七面鳥をあらかた食べ尽くし、天の大いなる恵みにも感謝を捧げた。だがトリプトファンも感謝の気持ちもすり切れてしまったのだ。私は十分に休息を取り、目もさえている。そして、怒っている。
Microsoftはなぜエラーメッセージについて何もしないのだろうかと思ったことはないだろうか? MicrosoftのOS開発を統括するジム・オールチン氏との今度の会談で、私はこの話題を持ち出すつもりだ(あるいはその必要はないかもしれないが)。しかし、私の怒りに火を付けたのはWindowsだけではない、アプリケーションもなのだ。
例えば、私は最近、自分のMacをWindowsネットワークに接続し(これは達成できた)、Exchange Serverに接続しようとしている(こちらは部分的にしかできていない)。最初にMicrosoftのMac OS X用メールソフト「Entourage」をExchangeに接続しようとしたとき、失敗してエラーメッセージが表示された。
確か509エラーだったと思うが、それは別にどうでもいいことだ。Microsoftのサポートサイトでこのコードの意味を探すのに15分ほどかかり、EntourageがExchangeのIMAPサーバに接続できなかったという意味だと分かった。
そこでExchangeの管理プログラムを使い、プロトコルを確認した。ユーザー設定ではIMAPとPOP3がオンになっているように見えるのに、その両方がデフォルトでオフになっているのは間違いない。Microsoftはこの状態を「デフォルトで安全だ」と言っているのだ。
どうしてEntourageがTDN(3けたのコード)ではなく、IMAPサーバに接続できなかったことを伝えるメッセージを表示しなかったのか、私には分からない。MicrosoftはTDNを愛用しているが、それは患者がどんな薬を与えられたか分からないようにと、医師が処方せんをラテン語で書いていたことを思い起こさせる。この啓蒙の時代において、医療の世界は自らを開放した。私は処方せんだけでなく、検査結果や医師が処置に使っている参考書も読むことができる。
これはまさに、Microsoftが支持しているはずの情報の民主主義、皆さんもご存じの「シームレスな情報」ではないだろうか? 私のかかりつけ医師の1人は、私に処方せんを出す前にGoogleで薬剤を検索している(私は出された薬を飲む前に、同じことをやっている)。
医師が大量の情報を患者に公開できるのに、Microsoftはどうしてエラーメッセージを普通の人にも分かるようにできないのか? プログラムには私に必要な情報を伝える能力があるというのに、どうして私が時間をかけてコードの意味を調べなくてはならないというのか。
さらにひどいことに、Microsoftのサポートサイトで全文検索しても解読できないエラーメッセージに出くわすこともあった。
「偉そうな言い方」(と昔ママには言われたものだ)ではあるが、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」の話をしよう。自分のシステムにインストールされたソフトが、どんな機能を持っているか、誰があるいは何が、いつどんな理由でそのソフトをインストールしたかを教えてくれたらいいのに、というのは求めすぎだろうか。
今、私が持っているあるマシンにはPythonのコピーが2部、Tclのコピーが1部入っている。PythonもTclもプログラミング言語なのは知っているが、これらが私のシステムにどうやってインストールされたか、何があるいは誰がなぜインストールしたか見当も付かない。
この3つを捨てたいとは思っているが、そうしたらプログラムがクラッシュして、再インストールが必要になるかもしれないという心配がある。まだ手元にインストールディスクがあるかもあやふやだ。
おそれくこれはXMLと、Longhornのファイルシステムに組み込まれるはずメタデータで解決できるだろう。この問題の解決を2006年まで待たなくてはならないというのは嫌なものだ――これはWindows部門にとって本当に恥ずべきことだ。しかし、私はこれまで長い間解決の日を待ってきた。
このほか私が望んでいるのは、Windowsが自動的にリカバリパーティションを確保する方法だ。HPなどのメーカーは、ほかのパーティションを消してリカバリする必要が出てきたときのために、HDD内にWindowsインストレーションパッケージを隠している。リカバリパーティションはそれ以上に便利だろう。
たくさんのソフトをインストールし、アンインストールしてWindowsがクラッシュした場合に、これは本当に役に立つ。私としては、アプリケーションが自身のインストレーションパッケージのコピーを、認証コードやライセンスコードとともにリカバリパーティションに時々ロードすることを望んでいる。これならインストールディスクをなくしても問題にはならないだろう。
それからMicrosoftには、特にレジストリに関してもっと優れたクリーンアップツールを提供してほしい。Symantecなどから市販の製品も販売されているが、この邪悪なレジストリはMicrosoftが解決すべき問題ではないだろうか?
これらはすべて、Microsoftが対処しなくてはならない問題だ。とは言えこうした問題を皆さんに話すだけでも、私の気分はかなり良くなった。さて、置き所を間違ったらしい休日気分を見つけられればいいのだが。
原文へのリンク
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