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(回答先: 私の怒りに火を付けたMSソフトのTDN【ZD_Net記事】 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 12 月 07 日 12:38:19)
ZDNN:アンカーデスク 2003年8月19日 04:17 PM 更新
「Windows地獄」から抜け出すためのトラブルシューティング【ZD_Net記事】
http://www.zdnet.co.jp/news/0308/19/cead_coursey.html
地獄のようなWindowsの問題解決をつづったコラムに対し、システム管理者の方からアドバイスのメールをもらった。Windowsが真に私たちの友となれるまでの道のりはまだかなり長い――彼女はそう指摘する。
先週、Windows地獄への旅をつづったコラムが掲載された後、本業は公認会計士だが、勤務先のネットワーク管理者も務めるスーザン・ブラッドレーさんから電子メールを受け取った。彼女は約20台のWindows XPマシンの管理を任されており、空き時間にはMicrosoft MVPプログラムで、ボランティアのテクニカルサポートとしてユーザーからの質問に答えている。
スーザンの電子メールは、次のように短く的を射たものだった。「あなたの行動には3点間違いがあります。1つ、Norton製品をインストールしたこと。2つ、イベントビューアを確認してからEventID.Netにアクセスしなかったこと。3つ、Windows XP Home Editionを購入したこと。私はNortonをWindows上では走らせないことにしています」
何年もの間、私はあえてコンピュータについて多くを学ばないようにしてきた。私はプログラマーではない。ネットワークの設定方法は理解しているが、上級ユーザー程度のレベルだ。Windowsレジストリの中身について勉強したこともない。それは、コンピュータを使うときに、「実際の」ユーザーに近い立場にとどまっていたかったからだ。
とはいえ、私は常により良い対処方法を探している。そこでスーザンに「あなたなら警告なしに、あるいは明白な理由もなしにコンピュータがフリーズする問題をどうやって解決するか」詳しく教えてほしいと頼んだ。
彼女は次のようなことを教えてくれた。
「まず、Windows NT/2000/XPコードベースのコンピュータには、管理者またはユーザーに何が問題なのかを知らせる手段が用意されています。たいていの場合、このツール『イベントビューア』を使えば問題を絞り込むことができます。これは、システム上でどのプログラムが動いているか(あるいは停止しているか)を監視するアプリケーションです」とスーザンは指示している。
イベントビューアを見つけるには、Windows 2000の場合は「スタート」「設定」「コントロールパネル」の順にクリックする。Windows XPの場合は「スタート」「コントロールパネル」の順だ。スーザンは通常、目当てのものが探しやすいように、Windows XPのコントロールパネルをクラシックビューに変えている。
「次に、『管理ツール』アイコンをクリックして、イベントビューアを開きます。イベントビューアには、『アプリケーション』『セキュリティ』『システム』の3つのフォルダがあります。ここで確認するのは、アプリケーションとシステムのフォルダです」
スーザンはどちらかのフォルダをクリックして、ログファイルを確認するよう指示している。黄色い警告マークと赤い×印のマークと、青いマーク(スーザンは「ハッピードット」と呼んでいる)が表示されるだろう。ここで注目するのは赤いマークだ。スクロールしてこのマークを探そう。
同じエラーメッセージが何度も繰り返し表れる場合、それはシステムが何かを伝えようとしている印だ。そのメッセージをクリックして開き、中に書かれている情報を読むこと。
「上の方にコードがあります。これはイベントIDエラーコードと呼ばれており、システムの問題点を探し出すのに必要な特殊な数値です。このコード番号をコピーして、次にInternet Explorerを立ち上げてEventID.NetというWebサイトにアクセスします。このサイトは、カナダのコンサルティング会社が運営しており、ニュースグループなどの情報源から問題を修正するため、あるいは少なくとも正しい方向に向かうために必要なフィックスや解決策などを集めています。年額15ドルの利用料がかかりますが、複数のコンピュータを扱う人にとってはその何倍もの価値があります」
また、Googleのグループ検索を使って、エラーに関する情報を無料で得ることもできる。それには、Googleのトップページにアクセスして、検索ボックスの上の「グループ」タブをクリックする。
「EventID.Netで正確なエラーメッセージを入力します。そうすれば、ほかのコンピュータユーザーも自分と同じ問題を経験しただけでなく、その解決策を手に入れたことが分かるでしょう」
「次にGoogleを利用してMicrosoftのWebサイト内を検索します。Googleのトップページにアクセスして(検索ボックスの右側にある)『検索オプション』をクリックします。『検索の対象にするサイト・ドメイン』と書かれたボックスにMicrosoft.comと入力して、正確なエラーメッセージを入力します。この手法は、Microsoft TechNetなどのリソースを使うよりも効果的です」
「最後に、少しばかり自分の記憶を探る必要があります。システムが最後に正しく動いたのはいつですか?(ここで求められている答えは『一度も正しく動いたことはない』ではありません)。そのときからシステムが停止するまでの間に、何をインストールしましたか? まずはそのソフトをアンインストールします」
「これは留意しておいてほしいのですが、新しいウイルス定義ファイルがシステムを停止させる原因になるケースもありました。あなたはシステムを新しいファイルでアップデートしても、何かをインストールしたことにはならないと認識しているかもしれませんが」
この種の問題を追跡する最善の手段は、自分と同じようなソフトを使っているユーザーグループやコミュニティとの「つながり」を深くすることだとスーザンは話している。Microsoft Technical Communitiesのサイトは、主にMicrosoft製品を使っているユーザーのグループを探すための場を用意している。スーザンによると、彼女が参加しているコミュニティは「エラーの発生パターン」を理解しているため、ほかの誰よりも適切に問題を見抜いているという。
「ある政治家の妻(今は米上院議員ですが)が『一人の子供を育てるのに村一つ必要だ』と言って批判されたことがありましたが、正直なところ、私は1台のコンピュータを走らせておくにはコミュニティ一つ必要だと思っています。そのようなやり方で、ほかのユーザーはあなたを見舞ったのと同じ問題に対処したのでしょうから」。そうスーザンは語っている。
スーザンの意見は十分に理解できる。私も以前は夕暮れ時に、コンピュータ問題を解決しながら仲間と共に「Kumbaya」を歌うことがよくあったものだ。私にはいつも電話で助けを頼める友人が何人かいる。しかしスーザンはメールで――多分、私の先週のコラムよりもずっとうまく――Microsoftのソフトが真に私たちの友となれるまでの道のりはまだかなり長いと指摘している。
原文へのリンク
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Windows地獄への旅……からの生還
[David Coursey, ZDNet/USA