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(回答先: 鳥インフルエンザの感染問題について 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 24 日 14:08:06)
あっしらさん、早速のレスありがとうございます。
別に議論するわけではないのですが、
あっしらさんの「鳥インフルエンザが鳥から人及び人から人に感染することはないのだろうと考えています」というこですが、鳥インフルエンザは(H5N1の高病原性鳥インフルエンザも含め)主な人の感染例は以下のとおりです。
1997 香港 H5N1 18名が発症、6名死亡
1999 香港 H9N2 2児が発症したが軽症
2003 香港 H5N1 福建省を旅行した3名感染(2名死亡
2003 オランダ H7N7 鶏で発生、獣医師1名死亡
2004 ベトナム H5N1 5人死亡(1月19日現在)
ですから、鳥(鶏)から人への感染はないというのは誤りだと思いますが、いかがでしょうか?もしかして、鳥と鶏を明確にわけてらっしゃるので、鳥から人はないけど、鶏から人はあるということですか?
そもそも鳥インフルエンザは水禽類が持っていますので、間に鶏が入るかどうかだけで、非常に稀にですが、鳥から人に感染すると言えると思います。
また、インフルエンザウイルスとレセプターの関係については、医学・生物学会ではあまりにも定説ですので、研究テーマにもならない状況です。何故、例えばH5N1が鶏に強毒性があるのに鴨では不顕性になるのかは、ウイルスレセプターが鶏には全身に存在するのに対して、鴨には腸管もその一部に限局しているためです。種の壁を越えてインフルエンザウイルスが感染しないか?は、もちろん全てレセプターで解説出来るわけではありませんが、大きな要因であることは確かです。ちなみに、A型インフルエンザウイスル(鳥インフルエンザも含まれます)は、牛などの反芻獣や犬猫には感染しません。
※あっしらさん:「鶏も人間も“人為的”に鳥インフルエンザに感染させられているのではというのが現在の私の見方です。」
人為的ということが、興味をそそります。今回の事件は誰がどの様な目的で、「人為的」に感染を拡げているのでしょうか?あっしらさんのご賢察をお聞かせ下さい。
※「牛(BSE)・鶏(鳥インフルエンザ)・豚(豚コレラ)と主要な食肉供給家畜の安全性が脅かされていることに強い不安を抱いています。それも、アジア中心に...
(ベトナムでは鳥インフルエンザと並んで豚コレラも発生しているという情報も流れています)
あっしらさんが、BSEや鳥インフルエンザ、豚コレラに関してご心配されていますが、
病気そのものより、経済性を追求して、動物の生理を越えて飼育していることに問題の根本があるかと思います。また、その無理を無意識に支援していることのは、安い畜産物を望む、私達「消費者」です。
なお、豚コレラは、特に目新しい病気ではなく、日本でも、昭和40年代は良く発生していました。しかしながら、大変良く効果があるワクチンが開発され、近年は日本では、豚コレラを撲滅しました。それで、平成8年から、逆にワクチンを使用せずに、清浄国として維持しようとしている段階です。(清浄国になれば、汚染国から安価な豚肉の輸入を拒否することができるからです)ちなみにお隣の韓国も清浄化を目指していましたが、昨年全国的に発生しましたので、済州島を除き、ワクチンによるコントロールを行っています。