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(回答先: 「創価学会=公明党」の国家観とは? 投稿者 如往 日時 2003 年 11 月 15 日 01:47:21)
如往さん、こんにちわ。
創価学会の国家観に詳しいわけではありませんが...
日蓮系宗派は、創価学会に限らず、非権力者側から国家や政治を論じる特異な宗教組織です。
ご存知のように、日蓮は、「立正安国論」を時の権力者に奉じて、国家の基礎を法華経に置く仏国にしなければ災いから逃れることができないと説いています。
国家庇護=国家護持か、極楽往生=成仏か、悟りかといった仏教状況のなかで在野から国家論を権力者に説いた日蓮は、画期的と言える仏教者です。
このような源泉を持つ日蓮系宗派は、政治的色彩を帯びる宿命があるというか、政治性を打ち捨ててしまえば日蓮信仰者ではなくなるとも言えます。
かつての創価学会は、広宣流布を成し遂げ国立戒壇を建立することを大きな宗教=政治目的としていました。
これは、法華経を正法とした仏国を実現することが恒久的な安寧と平和の唯一の道と考えた日蓮に由来するものです。
(国立戒壇は、日蓮そのものの国柱会の田中智学氏が持ち出した概念だと言われています。国立戒壇志向の日蓮系宗派も、安置するご本尊はなにかで対立します)
端的には、かつてなら日蓮正宗、現在なら創価学会の国教化をめざす宗教・政治集団であり、逆に、それを捨て去れば信仰を捨て去ったことになります。
(現在の創価学会がそれを宗教・政治目標から明確に取り下げたかどうかは知りません)
★ 創価学会国家観の基礎にあると思われる考え方
立正安国論
http://www.sattva.jp/data/ibun/g-024.html
法華経概要
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/183.html