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首相「農業鎖国続けない」、自由化拡大に意欲
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【バンコク=会田一臣】小泉首相は21日夕(日本時間同日夜)バンコク市内のホテルで記者会見し、自由貿易協定(FTA)交渉に関し、「今後、FTAで各国との交渉締結を視野に入れて考える場合、農業問題は避けて通れない。農業構造改革は待ったなしだ」と述べ、農産物自由化の拡大に取り組む方針を明らかにした。
首相は、この後の同行記者団との懇談で「農業鎖国はできない。ということは競争に耐えていかなければいけない。外国の農産物が日本に入ってきて、それを止めることが出来ない中でどういう改革が必要かだ」と述べ、農業分野の構造改革に意欲を示した。その上で、「どういう構造改革が必要か亀井農相のみならず自民党内の関係者もこのままではいいとは思っていない」と述べ、農林族議員の理解を得ながら、改革を進めたいとの考えを示した。
首相としては中国が東南アジア諸国とFTAの締結を進める一方で、日本とメキシコとのFTA交渉が農産物を巡り決裂したことから、農産物が各国とのFTA交渉の障害になることを懸念したものと見られる。
また、首相は記者会見でメキシコとのFTA交渉について11月9日の衆院選投 票日の前にも交渉を再開する考えを示した。
一方、北朝鮮問題については、記者会見で「アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は、日米韓中露が、北朝鮮問題に対しいかに平和的、外交的解決に真剣に取り組んでいるかを確認した場所だった。北朝鮮は、このことをよく理解すべきだ」と述べた。
(2003/10/22/00:06 読売新聞)