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青木遺跡から見つかった神像(島根県埋蔵文化財調査センター提供)
http://www.asahi.com/culture/update/1014/002.html
島根県埋蔵文化財調査センターは14日、同県出雲市東林木町の青木遺跡で、奈良時代末から平安時代前半(8世紀後半から10世紀)の地層から、木彫りの神像(高さ13.5センチ)が出土したと発表した。現存する神像の中では最も古い部類に属し、文献上で分かる神像彫刻の開始期のものとみられることから、同センターは、神像と古代の信仰を研究するうえで貴重な資料になるとしている。
見つかった像は、冠をかぶり、笏(しゃく)を持っていることから、何かの神を表したのではないかとみられている。仏像が仏教礼拝の対象として釈迦(しゃか)などを模してつくられたのに対し、初期の神像は僧や役人の姿を模したとされ、見つかった像は役人を模したとみられる。本来は社殿などの建物内に置かれ、信仰の対象になっていたと考えられる。
同遺跡からは、田の字形に9本の柱を配置した高床建物跡も見つかり、社殿など祭祀(さいし)や信仰に関係する建物だったことも考えられるとしている。また、桃、スモモ、梨の種子がつまった土師器(はじき)のかめ5個が一つの穴に納められているのも見つかった。地鎮のため、果物が供えられたらしい。またこれまでに「伊」「美」などと判別できる当時の墨書土器、木簡が計530点も出土した。
同遺跡は、出雲大社から東へ8キロの場所にあり、これまでに同時期の絵馬が見つかっており、同センターは当時、宗教施設があった可能性が高いと見ている。 (10/14 11:25)