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(回答先: 東海アマ 近日中の東海地震を緊急警告 投稿者 F 日時 2003 年 9 月 29 日 02:09:12)
http://www.shizushin.com/area21/area21_2003092802.html
県西部で続いている、地震を伴わない微少な地殻変動の異常(スロースリップ)を観測している国土地理院の衛星利用測位システム(GPS)のデータに、今年に入って変動量の増加がうかがえるような変化が表れている。変動の活発化は東海地震の発生を促す方向に働くともみられているため、関係者は注目しているが、同院は「観測機器の更新などの影響も考えられる」として、慎重に解析を進めている。一連の変化については最新の解析を基に、二十九日の地震防災対策強化地域判定会(溝上恵会長)の定例打ち合わせ会で詳細に検討される予定だ。
スロースリップは、陸と海のプレート(岩板)同士が地震を起こさずにゆっくりと滑る現象。東海地方は本来、海のプレートに押されて年間二、三センチ北西に動くが、二〇〇〇年半ばごろから、浜名湖周辺で北西への動きが鈍り、相対的に見て逆の南東方向への移動を示す異常がGPS観測で表れ、スロースリップの発生が分かった。変動の度合いは、〇一年後半からはやや緩やかになったものの、依然継続しているとされている。
滑りの領域の中心は東海地震の想定震源域の西側で止まっているが、想定震源域内に拡大したり、滑りが加速したりすると危険な兆候との見方がある。観測データによると、今年前半から浜北、浜松、袋井などの観測点で、東西方向の滑り変動量が増加傾向に転じたように見える変化が表れている。
ただ、変化が表れた時期に同院は各観測点のアンテナ部品の交換を進めていたため、「交換の影響や季節変動の可能性も考えられ、現段階で評価はできない」(同院)として、さらに詳しい解析を進めている。判定会の溝上会長も「滑り速度の変化の判断は非常に微妙で難しい課題。二十九日に各委員らと入念に検討したい」と話している。