現在地 HOME > 掲示板 > 日本の事件6 > 357.html ★阿修羅♪ |
|
東京都内で小学6年女子児童4人が監禁された事件で、3人は複数の手錠をかけられていたが、1人だけは手錠が1個で手錠の締め方も比較的緩かったことが警視庁の調べで分かった。
結局、この女児が手錠から手首を抜き、逃げ出したことで4人は救出された。ほかの3人は自力脱出が不可能だったとみられ、数ミリの手錠の緩みが4人を餓死などの最悪の事態から救ったことになる。
調べによると、監禁場所の東京・赤坂のマンションで自殺した吉里弘太郎容疑者(29)が、マンションに準備した十数個の手錠は金属製のおもちゃだったが、本物同様、手首の太さに合わせて締め方を調節できるものだった。
吉里容疑者は当初、手錠とアイマスクだけで4人を監禁。脱出した女児は、抵抗するそぶりを見せなかったため、吉里容疑者はこの女児だけは右手首とドアノブをつなぐ1個だけの手錠にとどめたらしい。残る3人にはそれぞれ3個以上の手錠をかけ、鉄アレイなどを重りにして、足にはチェーンを巻いた。手錠もきつく締め付けられ、自力で外すことは不可能だった。
脱出した女児は監禁から5日目の17日正午過ぎ、吉里容疑者の気配がしなくなったのを見計らい、右手首を無理やり引き抜き、はだしで近くの生花店に駆け込んだ。救出時、女児らはショックと空腹で口もきけないほど衰弱していた。この女児の右手首の手錠が、あと数ミリでも強く締められていたら、女児の手首は抜けず、4人が食事も取れないまま危険な状況に陥った恐れもあったという。
(2003/7/24/14:31 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030724it04.htm