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補導された少年と11日に面会した柴田国義、森永正之両弁護士は終了後、県弁護士会館で記者会見した。主な一問一答は次の通り。
◇少年の現状
――本人の様子は
普通の中学生と同じ、丸顔のかわいい感じの男の子で、私たちの予想外だった。あいさつもでき「よろしくお願いします」と言っていた。警戒する様子もなかった。
――鑑別所での生活は
環境の変わった所で過ごし、よく眠れなかったが、食事は進んでいるようで、鑑別所の人も落ち込んだ様子は特にないと話していた。本は推理小説や三国志が好きだと話しており、鑑別所にも図書があり、手塚治虫のブラックジャックや、日本史に関するもの、学習参考書など5冊ほどを借りていた。暇な時にはずっと読んでいる。
――少年の印象は
頭の切れはいい感じ。学校の成績だけじゃなく、言葉の端々にそう思わせるような対応をしていた。表情が変わることもあるが、取り乱すことはなかった。小さな子どもが親しみを感じるような子。
◇事件
――動機は
具体的には聞いていない。非行事実や経緯については、まだ私たちも新聞などで知っている程度。調査記録も目を通していない。新しい事実や、報道されていないようなことは本人の話にも出てきていない。
――当日の少年の行動は
家庭訪問の日で、早くに学校から帰り、荷物を家に置いて家電量販店のゲームコーナーに行き、駿ちゃんと仲良くなったようだ。
――誘拐するために量販店に行ったのか
計画的なことは何も感じられなかった。
――なぜ駐車場に行ったのか
聞いていない。
――駿ちゃんを突き落とした時の状況は
駐車場に着いて突き落とす辺りから言葉を濁してしまう。自分が分からないようになったと話している。
――事件の原因は
何かのせいにするということはなかった。
――どういう気持ちで学校生活を送っていたのか
事件後は見つかるかもしれないと感じていたようだ。同じ年の友人が少ないので、幼い子どもと仲良くしていたのではと思っていたが、クラスには親友は2、3人いた。
――少年に今後どうなるか不安はないのか
本当は不安だと思うが。
◇両親
――少年の両親には会ったのか
母親には会っていない。10日に父親と付添人選任について話しただけ。両親の方が追い詰められた状況で、県警も両親の方を心配していた。
――少年について何か話していたか
家で不満を言う子ではなかったし、事件後、噂は飛んでいたが、「まさか自分の子が」と話していた。
◇反省
――少年から反省の言葉はあったのか
駿ちゃんのことをどう考えているのか、何かもっと深く感じていることないのか、もっと重い事実だと問い詰めると、「先をなくしてしまったことには申し訳ない」と話した。自分の思いはいっぱいあるが、反省の気持ちをうまく表現できる文章や言葉がなく、十分に表現できないと話している。
[毎日新聞7月11日] ( 2003-07-11-21:46 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030712k0000m040115001c.html