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「石も叫ぶ」理論が書かれるときには,私も狂っていると思ってください
http://www.asyura.com/0306/idletalk2/msg/1247.html
投稿者 馬場英治 日時 2003 年 9 月 01 日 01:52:33:dcAX/x0KhXeNE

(回答先: Re: 馬場さんへ:下のレスRe: 希望を感じます!の続きです。埋もれて見えなくなっておりましたので、、、遅れてすみません。 投稿者 黄色い人 日時 2003 年 8 月 31 日 05:08:44)

> 馬場さん、お早ようございます。

朝がお早いんですね!

> ケ−タイはお持ちでないとの事、私も同じく持つ事はないような気がします。

ケータイってのは一種独特に日本文化的ですね.短冊を左手に一句とかいう感じで...
普及度も欧米に比較して際立っているようですが.

> 緊急時には非常に便利で役立つものだろうなあ、、、でも今はまだ、静けさを楽しんでいたい気持ちです。

旅に出て川面にゆるやかに渦巻く水流を眺めているとします.その情景を逐一ケータイで友
人に報告していたら,「旅」にならないんじゃないかという気がします.(いや,実際そういう光
景を目撃しました.郊外レストランの駐車場にオートバイを止めて,それに後ろ向きに座って,
ケータイで「今,着いたよ」とか...)私はある種の遠隔交信能力のようなものを人間は持っ
ているのではないかと思っているのですが,もしそうであるとすれば,ケータイのような通信
具を常用することはそのような能力を著しく退化させることにならないでしょうか?

> 子供の幸せは純粋なものであるけれども、砂上の楼閣のようにもろく崩れ易いので、揺るぎ無い、真の幸福を掴んだ覚者(である所の大人)と比べてという意でした。

三島に「午後の曳航」という小説があります.子どもたちがグループで「大人」を殺害する話な
んですが,私自身は(自分の少年期を)振り返ってもこの小説に共感するものはありません.
しかし,私の母は一度私に,私が幼児期にアリを石でつぶしているのを目撃したことがある,
と言ったことがあります.私自身には,かすかにもそのような記憶は残っていないのですが,
母の証言ですから,多分真実なのでしょう.

> 私のような普通の大人とは比べものにはなりませんし、、、

その残酷さも大人の比ではないのかもしれません.
もし,「彼ら」の残酷さが「幼児」の残酷さであるのだとしたら,黄色い人さんの言われている
「未熟者の若者から成熟した大人、賢者へと変わる」ということが実はもっとも緊要なのであ
るということになるのかもしれませんね.

> それにしても、子供達の純粋さは周りへも影響を与え、場を和ませてくれ、周りとの関係において言葉ではない何かを伝達するという、これも一種のコミュニケ−ションでしょうか。

その通りだと思います.私にとって,子どものいる風景というのはほとんど唯一の救いという
感じはあります.

> 子供に限らず、そういう人はいますね。その人がいるだけで何もしないのに、ほんわかとして心地良いとか、、、

ええ,それはもう性格がよいとかそういう次元のものではありませんね.

> 真の幸福 = 愛 = コミュニケ−ションである、と言えると思いました。
> 私もなるべく心を込めて、コミュニケ−ションしたい、とは日頃、思う所です。

しんしんと伝わります.

> 「禍福はあざなえる縄のごとし」なかなか味のある言葉ですね。

アメリカの友人にこの言葉を教えたことがありますが,彼も好んで使ってましたよ.

> 馬場さんのおっしゃる『(起こってしまった)その不幸・災いまでも「よし」とするしかないのではないでしょうか?』は、全てを受け入れ最善を尽くす、ですね。難しい事だなあ、、、大きいなあ、、、非常に前向きな、強さを感じ、手本にしたい所です。
> 東洋的な価値観をつくづく感じます。

単純な因果論・因果律ではないですね.
(「ねじれ」でしょうか?私の数学上の宿題で,skewというのがあるのですが...)

> では、馬場さん、「石も叫ぶ」理論をいつか聞けるといいな、と楽しみにしております!

これは絶対書かれないと思いますよ.^^; 私が気が狂うことでもない限り...

英治

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