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(回答先: 政権攻防:つまずく「反小泉」派 −毎日新聞 投稿者 怪傑 日時 2003 年 9 月 06 日 03:30:08)
自民党総裁選(8日告示、20日投開票)は5日、再選を目指す小泉純一郎首相が国会議員票357票の過半数を確保する見通しとなった。森、山崎、旧加藤の主流3派(101人)に加えて、河野グループ(11人)が同日、小泉首相の再選支持を決定。堀内派(51人)も独自候補擁立を見送り、自主投票を正式決定し、橋本派(100人)と同様に「分裂選挙」となることが確定したため、首相への議員票が大幅に上積みされる情勢となったためだ。
小泉首相と亀井静香前政調会長(江藤・亀井派)、藤井孝男元運輸相(橋本派)、高村正彦元外相(高村派)の4氏の争いとなる今回の総裁選は、国会議員票357票と都道府県に割り振られる地方票300票の計657票で争われる。
このうち、国会議員票で過半数(179票)を確保するためには、首相は主流3派の101票に加え、78票以上を獲得する必要がある。
しかし、河野グループの大半に加え、青木幹雄参院幹事長が首相再選支持を表明している参院橋本派議員(42人)のうち「少なくとも36人以上」(幹部)が再選を支持する見通しだ。また、藤井氏が頼みとする同派の衆院議員(58人)でも、石破茂防衛庁長官が首相支持を表明。若手議員に加え、幹部クラスの久間章生元防衛庁長官、額賀福志郎幹事長代理らも青木氏に同調する方向となっており、すでに78票のうち、60票前後を確保しているとみられている。
さらに堀内派(51人)は、幹部の一人、古賀誠前幹事長が反小泉の姿勢を崩していないが、派内では「半数以上が首相支持に流れる」(幹部)との見方が強い。派閥に属していない議員(19人)の中でも、石原伸晃行革担当相、鴻池祥肇構造改革特区担当相らが再選支持の考えを示しており、これらの情勢から、小泉首相が議員票の過半数を確保する方向となった。
総裁選では1回目投票で、いずれの候補も過半数を取れない場合には、上位2人による国会議員のみの決選投票となる。
このため、小泉首相が1回目投票で過半数を取れない場合でも、国会議員票で過半数を制していれば、亀井氏らが狙っている「下位候補が連合して決選投票で逆転する」との策は困難となる。亀井氏ら他候補が地方票の大半を奪い、1回目で全体の過半数をとることも可能性としては残っているが、首相にとっては一段と優位な情勢になってきている。
[毎日新聞9月6日] ( 2003-09-06-03:00 )