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民主党の菅代表と自由党の小沢党首は5日夜、東京都内のホテルで会談し、両党の合併大会を来月5日に開くことで合意した。10月の衆院の解散も視野に、事実上の「総決起大会」と位置づけ、自民党に代わる政権の受け皿としての新民主党をアピールする構えだ。
会談では、両氏が自民党総裁選や今後の政局について意見交換。総裁選後の内閣改造の状況や臨時国会の日程が現時点では不透明なことも踏まえ、(1)臨時国会前に国会内で統一会派を結成(2)合併大会は来月5日に開催する――という2段階で合併を進めることになった。民主党内には合併大会を今月23日を軸に検討する動きもあったが、「選挙を前に両党の合併を最も国民にアピールできる時期がいい」(小沢党首)と判断した。
合併大会には民主、自由両党の国会議員、地方組織の代表らを含め千人規模の参加を予定。新民主党の代表に引き続き就任する菅氏が政権交代に向け決意を表明、衆院選で掲げるマニフェスト(政権公約)についても骨格を公表する方針だ。
合併大会にあわせて改革派知事によるシンポジウムも検討。両党合併にエールを送っている長野県の田中康夫知事のほか、民主党衆院議員だった埼玉県の上田清司知事や神奈川県の松沢成文知事にも参加を呼びかけ、脱「官僚政治」や地方分権推進を訴える考えだ。 (09/06 03:00)